もっと早く読むべきだった・・・「21世紀の歴史」

21世紀の歴史――未来の人類から見た世界
ジャック・アタリ
作品社

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教師は教育書ばかり読んでいてもダメだと思います。大きな世界や歴史という大河の流れの中で、今、自分がしていることがどのような意味を持っているのか?今後どのように進むべきなのか?こういうことを常に考えている教師でありたいと思うわけです。

幕末の教育者、松下村塾の吉田松陰もまた、若くして貪欲に世界のことをつかもうしていました。そのほとばしる情熱のために、黒船に乗り込もうとして牢獄につながれたりするわけです。常識では考えられない行動が、思想が、情熱が、彼の弟子である志士達に引き継がれて明治維新という大改革のエネルギーになったわけです。

2010年代は幕末と似ていると多くの識者が言います。時代の閉塞感を誰が破っていくのか?それは他人ではありません。若い教師です!

そのために、今日紹介したような「未来学」にも目を向けてほしいのですよ!


この「21世紀の歴史」という本の情報が私のところにタイムリーに入ってこなかった。非常に残念に感じています。もっと早く読みたかった。そんな一書です。
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1日で4枚のマインドマップ完成・・・達成感!!!

たぶん、第1期フェローの私と第3期フェローのY先生は、“日本で初めて”のことをしているはずです。(笑)


変な書き出しで始まりました。2010年初の記事です。
あけましておめでとうございます。

実は年末から年始にかけて、少々体調を崩しまして、一昨日が最悪状況でした。そんな状況下でも辰巳ジャンプの初練習を指導していましたが、さすがに文章を書く意欲が起こらず、今日に至りました。5日間も何も書かないと、きっと心配している方がいたと思われますので、今日は何か書こうと思いました。



今日は水道橋の教職員研修センターで、9時から17時までまるまる1日、集中研修を受けてきました。

研修といえば、当然私の指定席があります。
「最前列中央」です。
しかし、演壇が高かったので、首が疲れそうだと思い、今日は2列目ど真ん中の席を確保しました。

ここで、黙々とマインドマップ講義録を書き続けたわけです。
90分講義を4回。したがってマインドマップはB4サイズで4枚かきました。

長丁場な研修にもかかわらず、自分の集中力はほとんど落ちることなく、非常に実のある研修にすることができました。4枚のマインドマップを書き終えた瞬間、「やった!描いたなぁ!いやぁ~、よく頑張った!」という達成感を得ることができました。

テーマは、
①教育課程の編成と管理
②東京都の教育課題
③人事について
④労務について

難しいテーマですが、今後の自分の課題もはっきりしましたし、何よりも「自分が挑んでいることは確実に大きな力を持つ」と実感できた1日になりました。


ここまで読んでくださった方には、いったい何を言っているのか理解しにくい文章になっていまして申し訳ありません。井上がまた一歩ステージを上がろうとしているのを感じていただければ良いのですが・・・・・


今日の研修には、私が都立城南養護学校に勤務していた時の先輩も一緒に参加していました。私が見つけて声をかけさせていただき、午後は隣の席で研修を受けました。とても嬉しい再会で、この出会い一つ取っても、何か深い意味のある研修だったのかなと思います。




ところで最近、他校の知り合いの先生とお話をした際に、自分を発見する気持ちになったことがありました。

その学校では、様々な問題をかかえて悩んでいるわけです。話を聞いていて、それはそれは大変な課題もありました。すべては子どもへの指導の問題なのですが、「いったいどうやって指導したらいいのか分からない」と言っていました。

でもですね、話をしていて、(あ~、そういうことならこうすれば3カ月で良くなるなぁ)ということが、私の中にすぐに出てくるんです。ところが私の話は、私自身は普通に話しているつもりでも、聞いている方にはすごく難しいことのように聞こえるみたいなのです。(知り合いの方に聞きます。そうなんですか? 笑)

たいがい、このような話をするんですけどね。

「職員室で先生たちが話している言葉に注目してみて下さい。子どもたちは、職員室で先生たちが話している通りに育っていきますよ。それは先生たちが、子どもたちを良くしたいと考えている反面、なかなか思い通りにいかない一部の子どもへの“きめつけ”の言葉です。言葉に出して話すくらいですから、先生たちの心の深い部分では、もっと根強くマイナス感情が流れているはずです。このマイナス感情を消去することができたら、子どもたちはいっぺんに良くなりますよ。」

「先生が困ることをする子は、教室に安心地帯がないんですよ。自分の精神的な居場所がないから『なんとかしてくれっ!』ということを行動で表す以外にない。だから教師は心理学だろうが脳科学だろうが、授業方法だろうが、徹底的に学んで、深い児童理解をしていけるようにする必要がありますよね。」


もっとやさしく言わなくちゃだめなのかな?

コーチングについて、もう一歩学ぶ必要があると感じている2010年の井上でした。
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