よく頑張った! うん、本当によく成長した!

今日は「亀戸地区小学校対抗サッカー大会」が行われ、同僚のモジャ先生率いる香取小チームも勇んで出場しました。目標は当然、優勝でした。

結果は、本当に惜しくも1勝1敗1分の2位(だったのかな?)で、子どもたちは悔し涙を流したそうです。(私は所用があり、2試合目の勝利を見届けて帰りました。)


試合のことをモジャ先生も記事にしていますので、参考にしてください。

「小学生サッカー大会、ついに本番!!」



私が指導に関わったわけではないので、とやかく書くのは筋ではないと思いますが、チーム関係者ではない立場で書くことで、みんなの参考になればと思いますので、あえてコメントしておきます。

今回のサッカー部の活動はこれまでの2年間に比べ、子どもたちの挑戦する意欲が高かったと感じています。それは普段の練習に顕れていました。キャプテンを中心に「こんな練習をしよう」「こういう練習も必要だよ」と試行錯誤しながら進んでいました。これまでの2年間は、サッカー経験のある子の思いを中心軸にしてチームが成り立っていた面が強かったのです。今回の5~6年生はそれを打ち破り、「全員サッカー」ができていたと思います。

優勝できると信じて頑張ってきたわけなので、あとわずかに手が届かなかった悔しさは本当に強いことでしょう。大いに悔しがっていいのです。だって努力してきたんだもん。

ひとつの目標に向かってみんなで頑張った経験を、中学に行ってもぜひ活かしてほしいものです。





さて、今後のサッカー部の活動について一言申し上げると、やはり10月あたりからチームがスタートする「シーズン活動」ではダメですね。指導者として、子どもたちに結果を出してあげることは難しいと思います。週3回くらいの「通年活動」にしないと結果は出せないでしょう。

小学生スポーツの場合、試合に活かされる技能の習得に1年間、試合運びを身につけるために次の1年間、そしてその後の数年間で本当の勝利へ導いていくくらいの長いスパンが必要になります。現在のような指導形式で何が起こるかというと、地域のサッカーチームに入っている子が多いチームが勝ち、チーム活動をしていない子たちのたった3カ月の努力では経験者の技能の前になすすべもないでしょう。そういう現状の中で、「優勝しよう」と言ってはいけない。子どもたちに悲しい思いをさせる。
相手の実力もしっかり調べ、自分たちの能力と比較検討し、限界よりもちょっとだけ高い目標を立てることが必要です。

また、早朝練習が子どもたちとご家族にどれだけ負担を強いているかも考えなくてはなりません。授業や学校生活に支障が出ていないでしょうか。つまり指導者はただ「子どもたちは頑張った」などというありきたりの言葉で子どもたちの努力を評価してはいけない。一人一人の背景にあるたくさんのものを細かく受け止めて指導する必要があると思います。


実はまだまだ言いたいことが山ほどあるのですが、このくらいにしておきます。
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