小学生によるマインドマップメンタルトレーニング術

辰巳ジャンプの副キャプテンがバレーボールについてマインドマップ(写真参照)で考えたことを作文にしてきました。
かなり長文(原稿用紙4枚強)で書けましたので、ここで紹介します。

本人には「推敲(すいこう)」をすると論理的思考力が伸びるよとアドバイスをしてありますので、ここでは私が作文を校閲・推敲し、より良い文章に直して掲載します。

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「マインドマップで考えたバレーボールのこと」

私はバレーボールで大切なことをマインドマップにしてみました。今から作文に表したいと思います。

私はバレーボールでアタッカーとしてスパイクを打っています。スパイクはステップとジャンプが大切です。
ステップはスキップのように正しくおぼえます。正しくといえば、トスも正しく上げないといけません。誰もがセッターみたいにアタッカーが打ちやすいトスを上げないと、アタッカーが十分に力を出し切れるスパイクを打てないと思います。辰巳ジャンプのセッターはH.Nさんです。H.Nさんは、アタッカーに決めてほしくて、打ちやすいトスをいつも上げてくれます。
次はジャンプについてです。ジャンプはウサギみたいにジャンプします。ジャンプと言えば辰巳ジャンプともつながります。辰巳ジャンプは日本一になります。日本一になるためには、練習をしないとなれないけど、うちは練習の量が少ないので、部員一人一人が家で自主練習をすると、もっともっと強いチームになれると思います。

サーブを打つ時は、フォームとスピードが大切です。私にとって正しいフォームから思い浮かぶことはスパイクや水泳です。今の私の目標は、スパイクはストレートに打てるようになることです。さらに「絶対決める!!」という気持ちで打つと、いいスパイクを打つことができます。スパイクが決まると思わずガッツポーズをしてしまいます。ガッツポーズは試合に勝ったとき、気合を入れるときに私はよく使います。ガッツポーズが増えると試合に勝てるのではないかと考えました。
良いスパイクを打つためには、打つ前に力をぬくことも大切です。水泳でも力をぬいて泳ぎます。泳げると楽しくて楽しくて、何時間でもやりたくなります。バレーボールも何時間でもやりたいです。
スパイクはスナップを使ってドライブをかけることも大事です。
スピードはチーターや新幹線を目標にして走ります。そのくらい速く走れるとかっこいいです。プロの選手や先日応援してきた辰巳ジャンプの先輩(高校生)もかっこいいです。私はプロの選手や先輩にとってもあこがれています。私もそういうふうになろうと思いました。

次にレシーブについて考えました。
レシーブは絶対に落としません。また面で受けます。面で受けるには、足を動かして正面に入ったり、うでをしぼったりしないとできません。動くときは全力で走ってあきらめなければどんなボールでも取れると思います。全力で練習して強いチームになりたいです。

次に心についてです。
心は大切です。大切なのは家族や友だちで、家族は私のことを思って応援してくれます。私たち辰巳ジャンプの部員は、そのことも頭に入れながら練習をしていかなくてはならないと思いました。
友だちは仲間です。いざというときには相談にのってくれます。そんな友だちといっしょに学んで、体験して、遊んでいきたいです。
心といえば「ハート」で、イメージするとピンクや大好きという言葉がうかんできますよね。しかしバレーボールをしている時には、気持ちは強く、ねばり強い気持ちでプレーしたいと私は思います。しかし強気でやろうと思ってもできなくて、いつの間にか泣いている時があるので気をつけます。

次はトスです。
トスといえばセッターで、その中でも有名な全日本選手・竹下選手です。私は「自分が竹下選手になれたら試合でオーバーをミスらないのにな~」と思いました。トスは声を出しながらアタッカーが打ちやすく上げます。「レフト!」や「センター!」と呼んだら、アタッカーが迷わないので打ちやすいです。

最後に、バレーボールで大切なのはやはり仲間です。
仲間とは助け合ったり、励まし合ったりします。励ますときには「ドンマイ!」「元気出して!」「次があるんだよ!」などと励まします。仲間はどんな時でも私のそばにいます。そのことを忘れないで生きていこうと思います。

このようにバレーボールについていろいろと考えてきましたが、私たち辰巳ジャンプは大きな目標に向かって、みんなで練習をがんばっていきます。その中でも私はみんなを引っ張っていけるようなアタッカーに成長していこうと思います。

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実はこの子のノートに書かれていることは、とても小学生とは思えない高度なレベルなのです。今すぐ小学校の教師になっても大丈夫なのではないかと思えるほどです。2週間前に私が教えた「成功法則」も、自分なりに消化して、分かりやすくノートにまとめてありました。
バレーボール経験7カ月で、まだまだ技術が未熟なのですが、来年1月の教育大会の頃にはチームの大黒柱としてコートを走り回っていることでしょう。

伸びゆく子どもを指導できることほど楽しいことはありません。


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