校長という職は、じつは学校外の仕事もけっこう多くあります。
今日も午前中は、矢口ブロックの校長会で出張していました。
自分の学校のことだけを考えていればよいのではなく、近隣学校や大田区、そして東京都の教育の発展に寄与することも、私たち校長の大きな仕事です。
さて、学校に帰った午後、5校時に、4年3組の学習グループの子たちが校長室に訪れました。
国語の学習で「新聞作り」をしている中、「ぜひ校長先生に取材をしたい」という子たちが来たのです。
そのインタビューの様子を紹介しましょう。
はじめのグループは、私が校長室前に「メダカの学校」という箱庭を作って、メダカを育てていることを記事にしようと質問。
児童「校長先生は、どうしてメダカを飼うことにしたのですか。」
校長「三つ理由があります。一つはメダカは5年生の理科の教材だからです。二つ目は、メダカは子どもを産むし、育てやすいからです。最後は、そもそも私はお魚が大好きだからです。」
児童「メダカはどこで獲ってきたのですか。」
校長「実は、なんと、アマゾンで買ったエサ用のメダカなのです。はじめは300匹も買ったんです。でも安かったですよ。」
児童「えっ、そうなんですか。」
児童「次の質問をします。メダカを育てる時に大事なことはなんですか。」
校長「それは何といっても、愛情をかけることです。」
児童「そうですよね。愛は大事ですよね。」
校長「それから技術のことを言えば、水を管理してあげることも大事です。」
児童「はい、私の家でも取りかえる水をバケツに入れておきます。」
児童「今日はお時間をとっていただき、ありがとうございました。」
次のグループは学校のことについての質問でした。
児童「校長先生は矢口小学校の何代目の校長先生なのですか。」
校長「私で30代目になります。」
児童「そうすると、これまでの校長先生は30人いたということでしょうか。」
校長「いや、じつは初代の宇田川先生が、第4代の校長先生も務めているので、29人ということになりますね。」
児童「学校の田んぼは、かなり昔からあるのでしょうか。」
校長「田んぼの場所にはプールがあったのです。プールはお引越しをしました。昔のプールの跡地に、2007年に田んぼを作ったのです。八木校長先生の時代です。」
児童「校長先生は、矢口小学校の子どもはどんな感じだと考えていますか。」
校長「良いところを3つ言いますね。一つ目は、とても素直だということです。二つ目は、あいさつをしっかりできるところ、三つ目は、矢口小の子供たちは、お家の方々からとても愛されている子供たちだと感じています。」
(児童3人とも、笑顔でうなずく)
また明日も他のグループがインタビューに来ます。
何を質問されるか楽しみです。