今日の5校時の授業観察は2年2組へ。
今年度、本校に赴任してくれました担任による指導です。
ふわふわ・ちくちくことばの指導は、小学校の指導の定番となってきました。
子どもたちが日常生活で最も体験していることなので、考えやすいということも、指導定番となった理由でしょう。
今日の授業でもたくさんの意見が出ました。
(この授業のねらい)
人を傷つける言葉を使わず、人をうれしい気持ちにさせる言葉をすすんで使う態度を育てる。
(今日の授業の良さ)
(1)導入で「ちくちくことば」の経験から思い起こさせ、嫌な言葉を考えるよりも、「ふわふわな良い言葉」を考えていった方がいいと、子ども自身の発言を引き出し、主体的な学びに導いた。
(2)個人思考からグループ交流、全体への共有という基本の流れで、子どもたちは無理なく思考を深めることができた。
(3)最後に、代表の子どもが感想を発表することによって、クラス全体が「ふわふわことばを大事にしよう」という意識になった。
授業の結果、子どもたちがどんな考えに至ったか、4人の感想を紹介します。
「ふわふわことばをかんがえて、こころがとってもいいきもちになった。とってもうれしくなった。もっといいたくなった。」(女子)
「そのことばをいいたくなった。いわれてみたくなった。自分がかなしいときも、そのことばを聞くとたちなおれる。」(女子)
「ふわふわがあふれて、ぼくもじぶんで人にいいたくなってきました。」(男子)
「今日は、ふわふわことばとちくちくことばがわかりました。ふわふわことばがわたしはすきです。ちくちくことばはきらいです。これからわたしは、ふわふわことばをつかって、きもちよく生きたいと思いました。」
2年2組の子どもたちが、明日からの生活で、ちくちくことばを避け、ふわふわことばをたくさん使おうと行動を始められたら、今日の学習はさらに味のあるものになっていくでしょう。
ご家庭ででも、ぜひ話題にしてほしい内容です。