今日の3校時は4年2組の学級活動を参観しました。
4年2組担任は本校の主幹教諭で、教員の指導者的立場にいる者です。授業や子どもの活動の見取りも経験豊富さを感じさせます。
(この授業のねらい)
相手から見た自分を知り、相手の良いところを伝えよう。(よりよい人間関係の形成)
(今日の授業の良さ)
(1)授業の開始がとてもスムーズである。子どもたちも開始時間には準備完了で、全員そろっている。
(2)アイスブレイクで行った「こっそり忍者ゲーム」が効果的で、回数を重ねるごとに男女間の心の壁が低くなっていった。
(3)自分発見エクササイズで取り組んだ、複数の友だちからの自分への好評価は、おそらくアイデンティティー確立の基礎活動となるだろう。この他者からの好評価を受ける機会を重ねることで、セルフエスティームが向上するだろう。
(4)ワークシート作業では、鉛筆の音しか聞こえないほど集中して取り組んでいた。これはフロー状態という最高レベルの集中状態である。
(5)子どもが自然につぶやいた「伝え合い」という本校の教育キーワードを、教員が逃がさず聞き取り、受け止めて、授業に活かしていった。
(6)子どもたちにとっては気づきの多い授業となり、とても楽しかったはずだ。
(子どもの感想)
「みんなが私のよいところを、たくさんほめてくれた。みんながほめてくれたところを、これからもがんばっていきたいです。」(女子)
「自分がどのように見られているのか、感じられているのか分かりました。友だちとつき合っていく上で、自分にとって勉強になりました。」(女子)
6校時は授業参観。
授業のはじめから参観したかったのですが、他学年で緊急に対応しなくてはならない件が生じたり、エアコン新設のための指示を出したりしていたため、途中からの参観となりました。
跳び箱運動の第5回目。
自分の能力に合わせて、開脚跳び、台上前転、から首はね跳び、頭はねとびなど、選んで練習しました。
(この授業のねらい)
回転系の技の中から選び、練習に取り組もう。
(今日の授業の良さ)
(1)体幹を強く鍛える意識をもたせることにより、回転時の安定感やけがの防止にもつなげている。
(2)大型タイマーで各活動の時間設定をして、タイムプレッシャーをかけている。そのため、跳び箱の準備に設定した4分間のよりも短い、3分30秒には全グループの準備が終了した。
(3)今日の体育館は気温30度を超えていた。そのため、水分補給の時間をこまめに入れて、熱中症予防の意識を子どもたちに育てていた。
(4)子どもたちは、自分で選んだ跳び箱タイプと技に、あきらめることなくチャレンジしていた。
(5)身体の故障を少しでも感じていた子は、無理をしないで休んでいた。
全7回の授業で、子どもたちはどこまで自分の技術を高められるでしょう。
跳び箱を飛び越えるという克服型の運動、技の美しさを極めるという達成型の運動、この両面が跳び箱運動にはありますが、今回の5年1組の体育ではどちらもねらって指導をしています。