地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

広島お好み鉄 (2) 103系D編成

2006-09-01 00:38:00 | 国鉄型車両


 広島エリアの103系で最も多数勢力を誇るのは、4両編成を組んだB編成ですが、個人的にいっそうの興味をかき立てられるのは3両編成のD編成ですね~。神奈川県に住む人間として、鶴見線の103系が全車廃車になってしまった今では、クモハ103を先頭にした3両編成というのは何ともたまらない懐かしさを誘う存在です (*^^*)。確か現役のクモハ103って、たったの3~4本しかないD編成に組み込まれている車両だけでは……と思うと、なおさらその最後に残された希少価値に感動してしまいます (^^)。



 D編成のもうひとつの魅力は、B編成やE編成 (岡山マスカット色の広島転属車) と違って、JRWの103系ならではの分散冷房を搭載していることでしょうか。これまで大阪圏で阪和線や関西線の103系を撮影したときにも感じたことですが、分散冷房を搭載していることによって何となく私鉄電車っぽく見えてしまう……そこがまた個性的ですね! 出来れば、やはり分散冷房を搭載している秩父1000系 (元101系) と並べてみたい……です (また有り得ない妄想を ^^;;;;)。
 そんな103系D編成、一番上得意の運用は広島~広間の快速「安芸路ライナー」でして、特に直線が続く区間ではMT55のうなりも高く結構なスピードでブッ飛ばすところが鶴見線103系と全く対照的なところでしょうか。それでも、海が見えるという点では似てますね (工場地帯の運河と瀬戸内海を一緒にするのはどうか?と自分でも思うのですが……「103系+海=鶴見線」という発想がこびりついた神奈川県民ですので、スミマセン ^^;;)。
 何はともあれ、短編成でも独特の存在感を放っているD編成、今後もできるだけ長く呉線の星 (?) として健闘を続けて欲しいものです。(^^)
 ※画像……上は矢野駅、下は小屋浦駅にて撮影。