地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

06年盛夏の頂き物 (2) ぱれっとさんの琴電今橋祭り

2006-09-02 20:30:26 | 頂き物画像


 去る7月7日、出張のついでに朝の高松に寄り道し、消え行く琴電の旧型車を激写したことにつきましては、海外出張前にアップしました連載でご紹介した通りですが、その後実際、非常に大きな動きがありました……。何と、志度線の今橋車庫にて、廃車が決定した志度線の21・22・24・335を並べて撮影会が行われたのです! こういうときに限って海外出張だった私は、事前に情報を手に入れていながらも当然のことながら駆けつけることは出来なかったのですが (T_T)、その代わりに高松ご在住の (琴電激写の際にも片原町でご一緒した)「ぱれっと」さんから、当日の模様を撮影された素晴らしい画像を頂きました! 
 まずはこちら、かつての急行HMと、鉄道友の会エバーグリーン賞受賞記念HMを掲げた姿が何とも凛々しいですね……!!



 次は20形の並び! 今橋で旧型車が昼寝をするときは、だいたいの場合瓦町寄りの留置線にまとめて転がされて非常に窮屈な感じであることが多く、このようにパン上げした状態の車両がきれいに並べられていることはほとんどなかったと思いますので、イベントであるにしても限りなく「理想の日常風景の再現」という雰囲気が漂ってきますね (*^^*)。しかも22号には、今は設定されていない八栗行きのサボがささっていますし……。心憎いばかりの演出ですね!



 そしてパン上げ四並びの図!!! これまで、仏生山で開催された「電車まつり」撮影会のシーンは、ぱれっとさんから頂いた画像も含めて何度も目にしたことがありますが、こうして今橋で青空と銀杏の木をバックにパン上げ旧型車がズラリと勢揃いしているシーンも圧巻ですね!!!
 しかも、撮影会の雰囲気自体も、さすが首都圏から遠く離れた地元密着型のイベントだけに、琴電を愛する人が中心で終始のんびりまったりしたものだったそうで……素晴らしく、うらやまし過ぎます!
 
 しかし……「旧型車四並び@今橋」はもう永久に再現されないものとなってしまいました。つい先日、22号と24号が相次いで、朝の増結運用を終えて入庫した直後に重機の餌食となって消えていったそうです……。
 これで志度線に残る茶色系旧型車は21・23・65・335の4両となったわけですが、間もなく21・335も廃車解体されるのでしょう。そうなると、志度線色になった27+28編成を並べても、せいぜい三並びにしかならないわけで……。

 何はともあれ、永い間走り続けた旧型車たちには本当に「ご苦労様」という気持ちでいっぱいです。それでも、ついこの間もピカピカな姿で走っているのを生で見ているだけに、どうしても廃車というのが未だに信じられなかったりします (-_-)。
 というわけで、ぱれっとさんには大変貴重な画像をご提供頂きありがとうございました! (そして、これらの画像を遥か遠く富士山並みの高さのネットカフェで最初に拝見したときには「こんなところでも今橋祭りの様子が手に取るように分かるとは……」と心から感激しました ^^; この点もお礼申し上げます)