地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

初秋の東武散歩 (1) 野田線8104F!

2006-09-18 20:42:10 | 大手民鉄 (東武)


 さる週末、東武と新京成で1日違いで発売になった「鉄道の日」パスネットを求めて、北総線経由で新鎌ヶ谷へ向かいました (休日33Nに何と北総7000系! ^o^ ちなみに、新京成パスネは北総管理駅である新鎌ヶ谷では売っていないため。五香までちょいと往復)。
 無事に目的を達成した後は、折角天気がまあまあ良かったこともあり、久し振りに野田線での撮り鉄を楽しむことにしました。今や5070系が走っていない中、その最大の目的はもちろん、野田線に集結している感のある8000系初期車 (昭和38年製!) を撮影することです。東武ファンの方でしたら周知の通り、5070系消滅後の野田線は8000系天国となっているわけですが、そろそろステンレス車の配属も時間の問題かとも思われ (先日melonpanさんと東武トークに燃えた際にもそういう話題に……)、そうなれば真っ先に廃車になるのは8000系初期車であろうと予想されます。そこで、なくなると決まって焦る前に、気が付いたときに記録しておこうと思ったのですが、対象は取りあえず8000系の回転幕車であれば初期車でなくても良いや、というノリでした (^^;)。
 当初は、手っ取り早く新鎌ヶ谷を挟んだ柏~船橋間で撮影しようと思ったのですが、LED車が多い……。
 そこで柏まで北上し、さらに一駅乗って背景の緑がなかなか美しい豊四季で回転幕車の到来を待つことにしたのですが、何と驚いたことに……豊四季で下車した直後に大宮方面から姿を現したのが、野田線唯一の初期修繕車・8104F!!!! \(*^O^*)/ 宇都宮線で辛うじて現役の5050系を含めて、東武全体でもこの原型顔と回転幕の組み合わせは本当にごく僅かになってしまい。特に野田線ではこの8104Fだけとなりましたが……路線が長~い野田線において、これほどまですんなりと8104F様の御登場とは! この日は運が良すぎたようです (^^;)。



 というわけで、当初の「8000系初期車・回転幕車を楽しむ」という計画は、急遽「8104F追っかけ」に変更! (爆) 豊四季での撮影後、今度は江戸川台まで移動して、大宮行としての進入シーンを撮影しました (但し背景が豊四季と似ていますので、ここでは省略 ^^;)。さらに『東京時刻表』で調べてみますと、大宮で折り返した後は「ややレア」(?) な春日部行となることが判明しましたので、後続の大宮行で春日部に至り、「春日部ラーメン」で腹ごしらえした後、↑のように確実に決めることが出来ました (^o^)。



 春日部で8104Fが折返線に入っているあいだに今度は八木崎へ移動しまして、ホーム先端脇の草むらの中から姿を現した巨大なスズメバチ (?) に恐れおののきながらも (-_-;;)、未だ新しさが残る複線上を走る8104Fを無事撮影! 
 いや~これだけ立て続けに8104Fのお気に入りカットを量産できると、実に気分が良いです (^^)。
 しかし……その8104Fも、まだ5070系が現役だった頃は如何せん正面デザインが同じなだけに、全く歓迎されざる電車でした (^^;;;;)。遠くに5070系顔が見え「よっしゃ!」と思ったのも束の間、実は釣掛サウンドが全然迫って来ず、番号を見れば8104Fだった、という拍子抜けな事態を何度も経験したもので……。
 とはいえ、「貴重なはずなのに注意の対象外な編成」というのは、そういうときに限って頻繁に姿を現すわけでして、いざ5070系が消えて8000系の「シブさ順位」が上昇し、かつ8104Fの貴重さを身にしみて感じ始めた後はなかなか姿を現さず……春日部・七光台・高柳で昼寝をしているシーンばかり (-_-)。
 そういうわけで今回の撮影は、これまでの8104Fに対する数々の非礼を詫び (^^;)、懸案を一気に解決するかのように連写するひとときとなったのでした。
 8104Fをはじめとした初期車の多くは、5070系の末期と同様、恐らく近いうちに廃車にすることを見越して (?) 塗装が激しく色落ちしており、痛みも浮き上がってきているなど、この先長くなさそうな雰囲気を濃厚に漂わせていますが……少しでも長く活躍を続けて天寿を全うして欲しいものです。