先日の東急ダイヤ改正にあたって、これまで東横線と田園都市線を中心に利用している私としては、どうしても東横線(そして田都の8590系)に関心が向かってしまいがちだったのですが、そういえば目黒線でも、武蔵小山駅の改良工事完成に伴い急行運転が始まったんですねぇ……(^^;)。もっとも急行運転とは言っても、路線が短い目黒線だけに、時刻表を見ても全然速くないというあたりがミソですが……(^^;;)。
それでも、目黒線がまだ蒲田へと向かい目蒲線と呼ばれていた頃に比べれば、まさに隔世の感。そこで、一応急行運転開始を記念しまして、今から22年前の大岡山駅で撮影した目蒲線5000系をスキャンしてみました。
当時、私はまだ中学生 (^^;)。ごくたまに、なけなしの小遣いをはたいて撮影に出かける際にはカラーネガフィルムを用いていたのですが、このときだけはネオパンSSを使用しました(勿論自家現像は出来ません→ 今も ^^;)。当時、既に一般の撮影(特に記念写真など)はカラーが常識となりつつあり (?)、私もごく自然な成り行きとしてカラーフィルムを使っていたのですが、「まあ近場の東急だし、カラーで撮る機会もあるだろうから、一度雑誌の記事のようなモノクロでも撮ってみたいな~」という出来心を起こしたのでした (笑)。
しかし……後々になって、実はモノクロフィルムを使ったのは大正解だったことが発覚! 何故なら、当時のフジHR100なんて呆気なく劣化してしまったのに対し、さすが100年は品質的にビクともしないとも言われるモノクロフィルムだけあって、今でも実に生き生きとした電車の表情をスキャン出来るからです! う~む、中学生時代の全撮影をモノクロにするべきだった……(もう遅いですが -_-)。
それはそうと、当時の目蒲線は圧倒的に3450・3500形と5000系の天下! 7200系すらごく少数でしたし、後に目蒲線の一時代を彩る7000系改め7700系もまだ存在していませんでした。現在の5080系や3000系、それにメトロや都営の車両が走るなどということは全く想像も出来ず……大岡山駅も古き良き雰囲気を漂わせ、まさに山手線外側の住宅街をのんびり走る電車そのものという雰囲気があふれていたのでした (^o^)。
青がえるの5000系、東横線での末期は確かに8000系列に追われて見劣りしていましたが、目蒲線に持ってくるとやはり圧倒的に「新型電車」でしたね……(笑)。そんな5000系はおろか、5000系を東横線から追いやった8000系すら東横線から間もなく消滅するとは……。光陰矢の如しとはまさにこのことですね (-_-)。