地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

根岸界隈機関車散歩 (3) 新日石のNDD56

2007-05-07 22:10:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 このGWに撮り貯めた貨物ネタを放出する前に、アップが後回しになっていた根岸界隈ネタを片づけておくことにしましょう (^^;
 本牧駅周辺で、港に息づくDD13タイプのDLを満喫したあとは、再びバスで根岸に戻ってくることになりますが (もちろん、中華街方面に出ても可 ^^;)、ここで忘れてはならないのは、新日本石油所属のスイッチャーです! 何しろ根岸線は、石油輸送繁忙期ともなれば、平日・休日を問わず30分~1時間間隔で石油タキ列車が行き交う路線で、たしか根岸駅の貨物営業収入は日本でも有数のものだとか。
 そんな多数の石油タキが、発着ヤードから首都高湾岸線 (これが出来て以来、根岸駅の雰囲気はかなり鬱陶しくなりました -_-) の奥にある注油施設やタキだまりへと押し込まれ、さらに引き出されるのは、もう端から見ているだけでも壮大なスペクタクルです。作業時間中ともなれば、2両のスイッチャーがほとんど常に忙しく走り回り、推進運転に突放と何でもあり!ですから……(*^^*)。
 私は幼い頃、根岸に住む親戚を訪ねるたびに、EF15・65の出入りだけでなく、スイッチャーによる入換をじっと見続けるのを最大の楽しみにしていたのですが (笑)、今ではたまに甥っ子をここに連れてくると、彼も幼い目を丸くしてスイッチャーの動きを真剣に追っています (^^



 そんな根岸のスイッチャー、かつては青い50トン機・D50の天下でしたが、今ではD50の老朽化に加えて石油列車の長編成化・重量化もあって、D50はD504の1両を残して引退してしまいました。たしか1両は影森に行ったはずですが、あの山奥の空間で走っているところを実はまだ目にしておりません。三輪鉱山手前の坂をヲキ列車が上り下りするのは撮ったことがあるのですが、そこから先はなかなか勇気がなく……(汗)。
 それはさておき、D50に代わって第一線で活躍しているのがNDD56の2両です。JOT所有タキ1000の緑色タンク体に合わせていると思われる (勝手に予想 ^^;) 薄いグリーンの塗装はちょっと地味な感じもしますが、如何にも裏方さんという風情もたっぷり感じられて結構気に入っています (^_^)。
 1両だけ残ったD504については、根岸通過時や本牧界隈を訪れるときなどチラリと注意してみると、たまに動いているのを目にします。でも、そういうときに限って天気はドピーカンだったり……。明るい曇り・たまに訪問・D504の出番、この3条件がうまく揃わないと「よっしゃ!」というわけには行かず、今後もお気に入りのカットをものにするまで粘り強く根岸詣でをすることになりそうです (^^;)。