小柄な車体のくせに超重量級のシキを何とか持ってくることができたスイッチャーは、受渡線で無事役目を終えてシキと切り離されますと、そのまま帰ってしまう……のではなく、JRF側からのお迎えが到着して無事シキが小山駅へ発車して行くのを見届けるまで、しばらく受渡線でのんびり日向ぼっこを決め込みます。その間、約30分ほどでしょうか。
やがて、受渡線にたった1両ポツンと取り残されたスイッチャーは、小柄な車体に不釣り合いな豪快なホイッスルを鳴らしたのち、飄々とした雰囲気で工場へと戻って行きます。すでに私以外のほとんどのギャラリーはシキを追って小山駅方面へ向かってしまいましたが、私は新緑の中をのんびり走るスイッチャー単機も絵になるなぁ……と思いまして、再び後を追ってみることにしました。
坂を下り、築堤を越え、ニュータウンをかすめたスイッチャーは、淡々と走って工場にゴールイン。すぐに検修庫の中に入ってエンジンを停め、一連のお役目が終了! ……とまああっけないものではありますが (^^;)、↑こんな感じで新緑の木立との組み合わせをレンズ越しに見ていますと、「あー、地味系鉄道趣味やってて良かった!!」という喜びが心の底から湧いてくるから不思議です (笑)。
今度行くときには、趣向を変えて空車シキの工場送り込み回送も悪くないなぁ……と思っているのですが、受渡線→工場の追っかけは、工場→受渡線の追っかけよりも、撮影ポイントや踏切の兼ね合わせから言ってイマイチやりづらそうだなぁ……という気がしています。
あとは、是非六日町から来たスイッチャーを!! この日は、高岳の工場に行ってみますと検修庫内で「六日町」も激しくアイドリングしているのが聴こえましたので、居合わせたギャラリーからは「もしや重連か?!」という期待が高まっていたのですが、結果は単機……。ただの保守を兼ねたアイドリングだったようです (-_-)。やっぱりシキ610の積載可能重量ギリギリの超大型変圧器を運ぶときでないと出番はないのでしょうか。
何はともあれ、この日お会いしたあまのじゃくさんとロジ担さん、どうもお疲れさまでした!