槻木でやって来た仙台行の列車は、お約束通り (?) の701系……。これが大増殖してからというもの、東北地方で鈍行の旅をしようという気力はホントに萎えて久しいです。たしか209系と同じ頃に造ったはずなので、そろそろ廃車になっても良いよなぁ……と思いつつも、まあどうせ撮り鉄スポットの長町まで20分乗るだけだから特に文句は言わないでおこうと開き直りまして、約5年半ぶりに701系の客となったのでした。
しかし……次の瞬間「あれっ、701系ってこんなに豪華な車両だったっけ??」という、これまで夢にも思わなかったひとことが口をついて出そうになってしまいました。少なくとも、209・217・E231や日立A-trainシリーズよりもはるかにゆったりと座り心地の良い椅子、そして高加速・駿足ぶりはうらやましい……。
うーん。要するに、それだけ首都圏に安っぽい車両が増えてしまい、それにすっかり飼い慣らされてしまったということなのでしょうか。何てこったい!
こうなると、国鉄形車両を押しのけて急増中のE721系は、3扉セミクロス車ということで、なおさらうらやましくなって来ます。自分はこれから455・717系を激写しようとしているのに、敵役がそう見えてしまうとは……。
やがて、列車は仙台高速鉄道の高架線と合流し、名取に到着。ここから仙台までは、仙台高速鉄道への直通車両 (E721-500とSAT721) もあわせて、頻繁に対向列車とすれ違います。「いつの間にかこんなに過密路線に……。4・6連も多いので、いまや昼間はロングシート3連ばかりの静岡周辺よりも全然スゴくないか?」という驚きがあります。
そしていよいよ長町に到着! ふだんは「走るんです」シリーズなどまず撮らない私ですが、E721がE231と比べて余りにもうらやましく見えることと、阿武隈急行・TXに次ぐ第三の交流電化民鉄 (いや、三セク ^^;) となった仙台高速鉄道へのご祝儀気分から、青いマスクが印象的なSAT721についても、やって来ればいそいそと撮ってしまったのでした。
ちなみに……名取〜仙台空港間は乗っていません (笑)。あと、E721・SAT721も乗るのを忘れました (爆)。まあ、どうせいずれ乗る機会もあるでしょう。