地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京急の秘宝助っ人・デト17+18

2007-05-22 20:38:00 | 事業用車両


 秩父と東北の話題はまだまだ続くのですが、そういえばこの季節の鉄道イベントといえば……来週の日曜日には京急久里浜工場のイベントがありますね。
 もっとも、このイベントの最大の目的は、沿線のお子さまたちにアピールすることで、将来にわたって京急の良き利用者になってもらおうという点にあることは、毎年の広告から明らかです (ま、撮り鉄に的を絞った撮影会でない限り、どの会社のイベントもそうなのでしょうけど ^^;)。
 そして実際に訪れてみますと、さすが快速特急 (じゃなくて最近は快特か……とつぶやく私は三十路。爆) をガンガン走らせている京急! ズラリと並んだ展示車両の正面ギリギリにロープが張られ、記念写真の親子連れで常にごった返しています。貴重なデ1保存車も写真は撮りづらいし……。結局は、広大な工場の中をウロウロして涼むしかないのかも知れません。 
 いや待った! そういうときにオススメなのが、事業用車両コーナー!



 久里浜工場の片隅にある無架線地帯は、しばしば廃車となった車両の解体にも使われる悲しい空間となっていますが、イベントの際にはさまざまな工事用車両が撮りやすい位置に展示され、しかも人混みもそれほど多くないことも手伝って、ほっと一息つける雰囲気です。
 そんな中、個人的に一番注目しているのが……余程のことがない限り門外不出 (?) な救援車の展示です。いやー救援車ほど、雰囲気が一種異様でゲテモノ趣味的にみてベストながら、出番がないにこしたことはない車両があるでしょうか! 救援車の台車がピカピカなのは、日夜たゆまぬ安全運転が実現していることのあらわれでしょう。備えあれば憂いなしという言葉がありますが、あくまでイベントで「鉄」の好奇の目にさらされるのがもっぱらの車生であって欲しい、と思います。
 なお、これまでは毎年デト17+18が披露されていると記憶しているのですが、是非一度でも良いので両運転台のクト1を撮りたいものだと思っています。クト1、ふだんは新町車庫の一番奥に留置されており、どんなに頑張っても下回りを含めた形式写真を撮れませんので……(-_-)。
 というわけで、私は今年このイベントには行けませんので、皆さんのご健闘をお祈りします (^^;