地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

大物車の散歩道・07春 (1) シキ610の御通り

2007-05-13 13:30:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 東北シリーズはまだまだ続きますが、ここらでちょっと一服 (^_^
 さて、世間では広く景気回復の呼び声が聞かれますが、安月給な商売で暮らしている私にとっては遠い世界の話です (苦笑)。でも、どうやら確かに景気は上向きらしい……ということは、各種の設備投資の状況からうかがうことが出来ます。
 そして、鉄道趣味を通じて最も手っ取り早く景気回復を実感出来るのが、新造車両の甲種回送と大型変圧器などの特大輸送の活発化でしょう。とくに、今年の春はそれこそ毎週のように小山から出荷される特大輸送が設定されていたことから、超高価な変圧器への需要がそれだけ旺盛なことが分かります。景気が低迷していた頃は、特大輸送もホントに細々としたものでしたから……。
 というわけで、この春のそんな特大輸送の模様を、私もちょこっと小山に見に行って参りました (^_^)。すでにその模様は、リンク頂いている「ロジ担」さんでも詳しく紹介されていますが、とりあえず昨日で輸送ラッシュが一段落したこともあり、私もアップしてみましょう。



 小山駅近くの観光案内所でチャリを借りて、出発地である高岳製作所に向かいますと、をを! 合計24軸の化け物のような大物車の王・シキ611B1が、専用線の1号スイッチャーおよび車掌車と連結された状態でスタンバイしていました。以前、ここのスイッチャーは東武のようなセイジクリーム塗装でしたが、六日町のセメントターミナルの荷役廃止で高岳に移ってきたスイッチャーの塗装に合わせて、ずいぶん鮮やかな印象になりました。まあ、これはこれでグッド! (^o^) このとき、いつもディープ貨物趣味を中心にお世話になっております「あまのじゃく」さんと「ロジ担」さんもバスでお見えになり、突発ミニオフ会に!
 その後、出発を前に撮影名所の直線区間へ (1枚目)。工場から甲高い汽笛が聞こえ、やがて小走り程度のスピードでゆっくりとシキがやって来ました!! この場所に集結していた、少なくとも30名を軽く超える「鉄」の視線が一斉にシキに注がれ、激しくシャッター音が鳴り響きます (爆……この編成をサイドからとらえた画像は「ロジ担」さんをご覧ください)。
 さらにチャリの機動力を活かして、今度はJRのDE10へとバトンタッチされる受渡線へ先回り。新緑をバックに緩い坂を登ってきたスイッチャーとシキを激写しました (^o^)。
 うーん、やっぱりシキ610はでかいなぁー。チャリを必死にこいで汗ビッショリのヘトヘトになってしまいましたが、今まで撮影した大物車はシキ800・1000ばかりでしたので (^^;)、とりあえずこんな感じでシキ611B1を撮影出来たことで、しばし心地よい疲労感に浸りました……。