きのう多くの人出で賑わった京急久里浜工場の片隅には、琴電の冷房化率100%達成を担うために改造中の旧1000形があったはずで (見えたのでしょうか?)、いよいよ来月下旬に琴電に入線するとか。その結果この夏ついに、長尾線の増結運用の一端を担っていた315号と、志度線での予備車として最後の活躍を続けていた30形・27+28号が引退するはこびとなりました……。
すでにこの話題は『四国新聞』記事をはじめネット各所で語られるところとなっており、特に産業遺産としての価値が高い5両の動態保存が確定しています。いっぽう、ドアの位置が原型から変更されている315号と、純粋に京急230形の姿をとどめているわけではない27+28号は、たぶんまず生き残れないだろうなぁ……と予想していたのですが、やはりその通りとなってしまいました。具体的なスケジュールが明らかになったことで、今年の夏は再び高松に行かなければ、と思っています。
それにしても、戦前の私鉄電車の粋ともいえる優雅なスタイルを保ってきた30形がついに……と思うと、本当に寂しいです (T_T;;)。ひところは志度・長尾線の日中のほとんどがこの車両だったということで、かつての琴電を知る人々の間では決して「当たり」ではなかった、という昔話も聞きますが、大師線で辛うじて現役だった頃に乗った記憶がなく、高松は貧乏学生時代はるか遠い場所だった私から見ますと、ホントによくぞ奇跡的にこのスタイルが残っていてくれたものだ!という思いでいっぱいです。
そこで、昨年立て続けに訪れた際には、27+28も当然激写しました! (他のネタを先にアップしたために、いつの間にか27+28の活躍をご紹介するのが後回しになってしまいました ^^;) とくに、11月のイベントの際……前日大阪から高松に入り、ぱれっとさんと美食プチオフ会をした翌朝、疲れもなんのそのという感じで早起きをしまして6時20分頃に瓦町駅に行ってみますと……何と一発目で27+28登場!! 志度までの約40分間、あの大きな窓から、美しい朝焼けの風景や清々しい海辺の輝きを眺めるという釣掛ロマン旅を楽しんだあと、午後の仏生山イベントに参加するまでひたすら27+28を撮り続けました (^_^)。いやはや、予備車なのに偶然運用に入っていてくれて本当にうれしかったですね……(*^_^*)。
そんな愛しの27+28、果たして京急塗装を復活!というサプライズはあるのでしょうか?? いっぽう、あくまで妄想なのですが、原形をとどめていないという点では65号も同じですので、せめて27号か28号のどちらかでも動態保存に追加してくれれば……と思うのは贅沢すぎるというものでしょうか。 (フトコロ事情が十分回復しているとはいえない琴電だけに、どちらもあり得ないですかね……^^;)