
福島交通での撮り鉄を終えた後は、阿武隈急行の初乗車を楽しんでみることにしました。阿武隈急行と福島交通は改札口とホームを共用しており、国鉄→JRの417系あたりに範をとった阿武隈急行のAM・AT8100形と福島交通の7000系がホームを挟んで並ぶ光景は、ヨソ者にはちょっとしたカルチャーショックものですが (^^;)、これもひとえに、阿武隈急行の発足当初は福島交通が51%を出資していた縁によるものでしょう。でも、福島交通線内から槻木までの通し切符は売っていませんので、いったん改札を出て切符を買い直すことになります。
槻木~仙台間の各駅まで購入できるのは、阿武急の長距離運賃がそれほど高くなく、確実にボックスシートに座りながらのんびりと福島~仙台間を直通しようという客が一定程度いるからだろうか……と思ったのですが、案の定、まったりとした乗車率で出発した9:45発の槻木行電車に乗っていた客の3~4割ほどが槻木まで通し乗っていました。

JR直通に完全に対応したAM・AT8100形は、以前郡山~福島間で乗ったことがあるのですが (今は郡山直通は廃止)、そのときに得た好印象は全く変わらないですね~(*^^*)。明るく快適なセミクロスの車内、ゆったりとしたボックスシート、205系と同じMT61モーターが奏でる力強い走行音……。
そんな車両とともに、林檎の花が咲き乱れる田園風景や、富野~丸森間の阿武隈川の峡谷をのんびりと眺める旅は、いまや間違いなく極上クラスのプチ旅といっても良いでしょう! (^o^) 登場当初は「え~……」と思った大胆な斜めラインの塗装も、その後各地で現れたハデな塗装やラッピングと比べれば、今や何とも沿線風景にマッチしたスタイリッシュなものに見えます。
というわけで、今回は丸森での交換待ちの際にやって来た福島行と、槻木での折り返しシーンを撮影したのですが、そのうち今度は沿線で4連を撮ってみたいな~と思っています。
阿武急線内でお手軽に駅撮りするとすれば、オススメは福島~梁川間の無人 (?) の交換駅でしょうか (瀬上・高子・二井田)。有人駅の保原・梁川は島式ですし、梁川の車両基地はちょっと撮りにくそうなロケーションでガッカリ (^^;)。区間列車の折り返し駅である富野は無人の対向式交換駅ですが、堀割の底にあるので絵になりません。丸森 (1枚目の画像) は、すぐそばの陸橋を抜いて撮ることになりますので、超望遠をお忘れなく……。福島行きの電車と、駅舎前の花壇とをからめて撮ると良い感じかも知れませんが、撮る時間はなかったのが残念! 角田はすっかり仙台のベッドタウンの風情で、ここからは客が一気に増えたのが印象的でしたが、駅撮りしても絵になるかどうかは、パット見では「?」でした (^^;)。
以上、備忘録的に記してみましたので、ご参考下さい (^^