地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

07年GW・奥の細鉄 (12) 十鉄カマボコ7200

2007-06-04 11:18:16 | 地方民鉄 (東北)


 十和田観光電鉄は終日2運用で運行されており、三沢で自分が乗った列車と、七百で交換する列車を見れば、その日はどの編成の出番なのかを確認することが出来ます。というわけで、柳沢駅周辺で撮り鉄を始めた時点で、楽しみにしていた7200形は出番なしであることが判明……(-_-)。
 もちろん、抵抗制御の7200形を単行または2Mで使うよりも、VVVFの7700形1M1T編成の方が何かと使い勝手が良く、7200形はあくまで予備車として導入されたということは百も承知なのですが、やっぱり増設運転台側のヘンテコな前パン姿 (まるで小田急1800形を思い出すカマボコ風! *^_^*) を拝んでみたいわけで……。はぁ、車庫でパンタを下げているところを辛うじて眺められるだけか。
 そんなことを思いながら、七百駅の東の外れにある畑の中の踏切で7700形の走行シーンを撮影し (昨日の1枚目の画像)、結果をモニタで確認していると、突然再び踏切が……! 「あれ?次の電車は1時間後では?」と思っていると、何と、夢にまで見たヘンテコ顔登場!! \(^O^)/



 余りにも偶然この上ない光景に「貸切列車にしては遅すぎる……。しかも止まってしまった。不思議だ……」と思いつつも、ほとんど興奮しながらシャッターを切りまくっていますと、やがてその後ろから7700形がゆっくりと登場し、単線上で一列に並びました。その後、2本の編成は再び車庫へ……。要するに、狭い七百車庫内で車両の位置を変えるために、構内東端の信号まで出てきただけの話でありました (^^;;)。それでも、そんな光景に遭遇するだけでも、ちょっと運が良すぎ!! 
 しかし、この感動はまだおさまりません。その後、用水路沿いに七百駅に向かいますと、電柱が車体にかかってしまうものの、辛うじて1両分の側面を撮れる絶妙な位置に停車中! 七百車庫の構内は非常に狭く、これより前と後のどちらに停車していても、どちらかの車端部が保安機器にかぶってしまいます。しかも、このシーンの撮影後しばらくすると少々動いてしまいました。
 というわけで、パン上げしているヘンテコ7200形の姿にこれだけ惚れ惚れする機会を得られただけでも、本当に御の字な七百訪問となったのでした (*^^*)。