地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東武30000系・宇都宮線撤退に寄せて

2007-06-10 09:41:27 | 大手民鉄 (東武)


 ここしばらく超激務が続いたため、当ブログの更新も滞ってしまいました。いつもお楽しみ頂いている皆さんには申し訳なく存じます。m(_ _)m ただ、その間も鉄ゴコロは辛うじて失っておらず、怪社の研修旅行を引率したついでに自由時間を使って少々撮り鉄をしたり、ふだん個人的に乗る機会が少ない有楽町線でレアな東武9050系やメトロ10000系 (初乗車) に当たったり……(笑)。どんなにヘロヘロに忙しくなろうとも、地味に鉄道を味わう心の余裕だけは確保しておきたいと思うのであります(^^;)。
 というわけで (?)、東急田園都市線つながりと地下鉄線内9050系乗車記念を兼ねて、東武30000系をネタにしてみたいと思います。
 50000系の増備で半直運用から追われて地上オンリーに転じた東武30000系の一部は、5050系の代わりに宇都宮線ローカル運用に入っていましたが、リンク頂いている「栃木路快速」さんなど多くのブログでも周知の通り、5月の連休明け頃から新栃木に転じた8000系と入れ替わるかたちで、宇都宮線の運用から撤退しました。



 1枚目の画像は、4月末に小山の高岳で大物車を撮影したついでに栃木駅で撮影したものですが、まさかこれが当面の見納めになるとは……。
 2枚目の画像は、昨年の夏、まだ5050系が日中も2本以上走っていた頃に宇都宮線を訪れたときのカットです。本来ならば、30000系といえば玉突きで野田線5070系を消した張本人であり、宇都宮線では又しても5050系を追いやった存在ですので、釣掛派にとっては不倶戴天の敵であるのかも知れません。でも、30000系は明るく洗練された車内に長時間乗っても疲れない椅子、それに安定した乗り心地、機能美にあふれた外観など……90年代以後の私鉄電車の中でも最高傑作のひとつだと個人的に思っていますので、どうしても憎めないんですよね……(^_^)。
 そんな電車が君臨した時代も短期間で終わり、8000系ワンマン対応車の黄金時代に移行したということで、東武宇都宮線沿線の皆様は複雑な気分かも知れませんが、田園都市線利用者としても「座ると腰や背中が痛くなる50000系は要らん! 30000系Come back!」と叫びたい一心です (爆。ちなみに、「さすらい館」さんでも紹介されている通り、椅子の形状通りに座らず、なるべく浅く座るのが東武50000系・メトロ08系でのサバイバル法だと思います ^^;)。田園都市線が混み過ぎて、中間の運転台が最混雑部分に当たってしまうことが30000系の半直撤退を促してしまったわけで……。とりあえずはこれ以上30000系が半蔵門・田都から減らないことを祈ります。