磐越西線の455系といえば赤塗装ですが、たしか90年代中頃までは仙台支社の他の路線と同様に仙台色をまとった車両が運用されており、フルムーン利用客を念頭に1両だけ半室グリーン化されて登場したクロハ455も当初は仙台色をまとっていたものです (喜多方3番線で留置中の姿をホームから覗き見しただけでした……^^;)。
この春のダイヤ改正までは、東北線運用とからめて僅かながら仙台色の455系が会津若松まで入線していたようですが、いちおう名目上は455系の福島中通りからの撤退によって、磐越西線の運用は赤塗装で統一されたはずでした。
ところが、その後は磐西赤塗装車も含めて、検査期限に達した車両から優先的に運用から離脱させているようで、その穴埋めとしてまだ検査期限に達していない仙台色編成が充てられています。
そんなこともつゆ知らず、磐梯熱海駅で交換する列車を待ち構えていたところ……てっきり赤塗装で来るとばかり思っていましたので、白い屋根が見えた瞬間「うひょぉ! マジっすか?!」という喜びと緊張が……(^_^)。とにかく連写しまくって、仙台色455系の「会津若松」表示バージョンも首尾良くゲット♪ 周囲の緑とグリーンのラインの調和が何とも言えませんなぁ……もちろんズラリと並んだ二段窓の偉容も!
撮影後もう少々乗って郡山駅に到着しますと、今度は5番線の外れのあたりに417系と仙台色455系が停車していました。417系は午後の下り運用まで昼寝中、455系はもう1本の磐西運用と思われやはり昼寝中……。はっきり言って撮っても全く絵にならない位置に停まっていたため記録はしていないのですが、まあ古き良き眺めでした (^^)。
こんな感じで仙台色の455系が白昼堂々と磐越西線を走るのもあと10日! イレギュラーながらもしばらくリバイバルを兼ねて日常と化していた光景もお別れが近づいてきたようです……。