地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

07年GW・奥の細鉄 (14) 満開桜と7700

2007-06-26 00:06:16 | 地方民鉄 (東北)


 紫陽花の深い色が映える今日この頃、季節外れで何を今さら……と言われることを承知で、黄金週間撮り鉄のつづきです (^^;;)。
 十和田観光電鉄・七百駅でEL・旧型電車との憩いのひとときを過ごしたあとは、先頭に陣取った鉄子さんが各駅ごとに駅名板を必死に撮りまくるのに圧倒されつつも、三本木台地をのんびり走る7700系に揺られて十和田市を目指しました。すると、北里大学前からは線路脇に見事すぎる桜並木が……! 車内からも「おお……」「キレイ……」という歓声が起こります。たしかに、これだけ見事な満開桜なら、花見電車「観桜号」が運転されるのもうなずけるというものです。
 そんな光景にいてもたってもいられなくなった私は「確か十和田市では七戸行きバスの時間まで40分近く時間が開いているはず。一駅手前で降りて、折り返しの三沢行きを撮ったあと十和田市まで歩いて行けばバスに間に合うだろう」と速攻で計算し、ひがし野団地で緊急下車! まずは駅前の橋の上から↑こんな感じで後追い撮影をしたのでした。大急ぎで撮ったため、枝の先のボケが車体にかかってしまいましたが、まあ仕方ないか (^^;



 その後は線路と用水路沿いに十和田市へ向かって歩き、電車と桜を一番良い感じでからめられるスポットを探し求めたところ……いつの間にか十和田市駅のすぐ手前に来てしまいました (^^;)。でも、枝垂れ方がちょうど良い感じ! ロードサイドショップ群の派手な看板が入らないように気を配りながら、じっと発車の時を待ちます。うっかり前のめりになりすぎると、底なし沼のような深さの用水路に落ちてしまいますのでご用心 (^^;)。
 いよいよ発車時刻。前照灯が点灯され、7700系が桜と見事に重なった瞬間……これは東急ファンにとって究極の光景ではないか??と思うほどの素晴らしい絵に感動が!!!
 こりゃあ幸先が良い……南部縦貫も必ずや最高のひとときになるに違いない!と思った私は、十和田市駅構内の駅そば (マジうま!) をすすった後、最終目的地・七戸へ向かったのでした……。
 それにしても、この構図を「観桜号」HMつき編成で撮りたかったなぁ……。予め、これだけ見事な桜並木があることを調べておけば良かったというわけで、次回以降の課題となりました。