新年度はじめの今日、巷ではガソリンが20数円安くなるかならないかで大揉めのようですが、クルマに乗らない私には今すぐそれほど大きな関係が生じるわけではありません (^^;)。しかし、全世界的なインフレ基調の中、今まではデフレ気味だった日本もついに、値上げを食い止める様々な自助努力が限界に達し、あらゆるものが値上げする春となりそうですね……(ボソッ)。まあ、ぼやき節もほどほどにしまして (以上の落書きにつきましてはコメントされませんようお願いします ^^;)、今般の石油パニック (?) の結果、石油元売り各社には一刻も早く税額分が入っていない石油を仕入れようと注文が殺到しているそうで、この流れの先に見えてくるものは……春になれば通常は運転を止めてしまう石油臨貨の継続運転、そして限界ギリギリまでのタキ増車でしょうか? 鉄道趣味的には興味深い反面、化石燃料を同じ値段でより多く消費しようという行動にもつながり、複雑なところです (苦笑)。
首都圏で盛大に運行されている石油専貨といえば、最近はEF210やEH200の勢力拡大、そしてタキ1000の大量増備が目立っていますが、やはり個人的にはEF65 (あるいはEF64) が牽引する光景の方に、より日常的な親しみを感じます。しかし、そんな当たり前過ぎる存在だったEF65につきましても、先日EF65 535の惜別HM姿を見送った際、急に「今やEF15と全く同じ運命をたどりつつある……」という危機感に襲われ、残り時間は一体どのくらいなのか気になってきました。
そこで、これからは貨物色だろうが何だろうが、とにかくEF65をはじめとする国鉄型電機がやって来れば、その都度まめに記録することが大事なのでしょう。最近は多忙な中、辛うじて浮いた時間を地方私鉄遠征に回していたことから、自宅からもほど近い京浜工業地帯の貨物シーン撮影もおろそかになっておりまして……いかんいかん (汗)。1枚目の画像はEF65 535の直前にやって来た5582レですが、貨物色のPFすらいずれはとんでもないカメラの放列が出現することになるかと思うと、辛うじて多数やって来るあと2~3年 (?) が勝負なのでしょう。個人的には、貨物3色塗装でなければ大歓迎、とくにデカいパンタを装備していれば一層大歓迎、P型がやって来れば超歓迎……といったところですが (^^;)、これからは3色塗装であっても「派手目だなぁ」と毛嫌いするべきではないのかも知れません。
いっぽう、今までは余りにも当たり前だった扇町駅へのEF65 (高崎所属機) 入線ですが、ここに来てダイヤ改正を境に忽然と姿を消してしまい、なかば呆然としています……。扇町と秩父鉄道・三ヶ尻を結ぶ石炭返空ホキの運行時間が変わり、浜川崎から扇町の間はDE10牽引となり、EF65が扇町から浜川崎まで戻るついでにぶら下げていた化成品タキも車扱大削減のあおりで消えてしまいました……(TT)。2枚目の画像を昭和駅の脇で撮影したのは早いもので3年前。その頃はあくまで魅惑の侘び寂び日常風景として記録しており (当然撮っているのは私一人 ^^)、まさかこれが今や貴重な (?) 歴史の1ページになろうとは……思ってもみませんでした。