冬の北東北シリーズは終了しましたが、半年前の関西シリーズはまだまだ続きます (汗)。今回は当ブログにしては珍しく、JR化後の車両の出演です。
草津線の113系8連による一番列車で柘植駅に到着しますと、季節は既に晩秋。しかも、峠の手前の山深いジャンクションということで、恐ろしく底冷えしておりました (@_@)。そこで乗り換えたのが、関西線・亀山~加茂間のキハ120です。
思い出してもみれば、関西線・山越え区間を1990年代前半に初めて乗り通した際には、たしか全ての列車がキハ28・58で運行されておりました。一度桜の季節に乗ったときなど、笠置や月ヶ瀬口などをはじめ、あちこちで展開していた錦絵のような風景に感激し、難所・加太越えでは激しく唸り続けるDMH17サウンドに狂喜したものです。しかも空いた車内では、当然のように1ボックス占拠しまくりでしたから……(^^)。今そんな列車が走っていれば、18きっぷシーズンは大変なことになっているでしょうが (笑)、この頃は他に18きっぱーを見かけることもなく、本当に良い時代でした……。唯一激しく後悔しているのは、非鉄期だったためキハ28・58の写真を1枚も撮っていないことです (-_-;;)。
関西線といえば、そんなキハ28・58の旅の印象が余りにも強かったため、キハ120化されて間もない頃に「また関西線・山越え区間の車窓風景を楽しみたい」と思って乗ったところ、たまたま2両オールロングシートという不運に遭遇してしまったこともあり、激しく落胆したものです……。それ以来、個人的な18きっぷの旅で関西線経由を選択することは全くなくなりました (それ以上に、関西へ遊びに行く際には急行「銀河」や近鉄アーバンライナーを選択するようになり、さらに出張時には新幹線の便利さに抗えないようになってしまったからでもありますが ^^;)。
しかし時は流れ……東日本で「走るんです」が急増し、地方のローカル私鉄も軽快気動車の世界となっていった今、いつの間にか私自身もこの手の素っ気ない車両に飼い慣らされてしまったようで (苦笑)、たまにこうしてキハ120に乗る機会があると、「次はいつこの路線を利用するか分からないから」とか言いながら、思わずカメラを向けてしまうようになってしまいました (^^;)。しかもこの時は幸いにして、乗った編成にセミクロス車が組み込まれており、早朝ということもあって1ボックスを独占し山深い沿線風景を楽しむことが出来ましたので、まぁ良し……という感じです (要するに、ボックスシートを確保しさえすればオーケー ^^;;;)。