地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急8500系・東武非直通編成最後の桜?

2008-04-11 20:14:35 | 大手民鉄 (東急)


 今年も首都圏では桜の季節が過ぎ去って行きました。満開の期間が寒さのために長かったのはラッキーでしたが、やはり散ってしまうと少々空しいものがありますね~。もちろん、その後にやってくる新緑の季節も大好きですが、個人的にはやはり「一刻も早くヒノキ花粉消えろ!」の一言に尽きます (爆)。
 そんな今年の首都圏の桜と「鉄」の組み合わせ、残念ながら多忙のためじっくりと撮影に取り組むことは出来なかったのですが、先日アップした桜吹雪の東急8001Fと合わせて、田園都市線での「出勤ついで鉄」が一番の成果でした。とくに、東急では大井町線用6000系や目黒線日吉延伸用5080系の増備が一段落し、近いうちに田都用5000系の増備が再開されるということで、田都8500系の東武非乗り入れ車・残り3編成の立場が極めて危ぶまれており、何とか名残の桜シーンを撮れないものか……と思っていたところ、8500系最後の幕編成・8606Fをゲット! \(^O^)/ 朝のラッシュを終えて長津田に引き上げて行く列車がダンゴ状態気味な中、こういうときに限って高速で通過して行くのは「アチャー……」という感じでしたが、速攻でシャッター速度と絞りを変えてセーフ!(ホッ)。



 もっとも、8606Fは06年夏に検査を通っておりますので、ひょっとすると来年以後も桜との競演が見られるかも知れません。これに対して、8609Fと8612Fは約5年前に重要部検査を受けたきりといわれ、こまめな休車で検査期限を延ばしているものの、そろそろ検査切れも時間の問題でしょう……。そこで、5000系の入線により真っ先に廃車となっても全く不思議ではありません。とくに8612Fは、長らく休車気味な状態が続いたと思ったら、ここに来て急に復活しており (今週に入ってから?)、今日も半蔵門駅で見かけて大いにびっくり。恐らく廃車を目前にして、使えるだけ使うことにしよう……という判断なのだと思われます。
 というわけで、8612Fと今年の桜の組み合わせは撮っていないのですが、8609Fについては無事に桜シーンを記録出来て良かったなぁと思っています。果たして、廃車後に向かうところが長野なのか、インドネシアなのか、部品取り用として解体されるのか、それとも別の私鉄なのか……行方は全く分かりませんが、見事な桜との競演は、8609Fにとっても田都最後の良き思い出になったことでしょう。
 ちなみに、かねてから進められていた長津田工場の反対側・東横車輌電設の大改造工事ですが、既に線路も敷かれて完成目前という雰囲気です。これに合わせてかどうか分かりませんが (^^;) 商号もいつの間にか「東急テクノシステム」に変わっており、新正門に堂々と掲げられておりました。完成後は、譲渡対象となる8500系が続々と入場することになるのでしょうか……