伊豆はこれから春から初夏へと一気に彩りを変える頃ですが、管理人の私は最近超多忙につき、引き続き真冬のネタで失礼します (汗)。
さて、昼どきに伊豆高原を訪れますと、平日は出番がない2100系×2編成や、3編成中2編成の使用のため必ず1編成が余る200系、そしてすっかり多数派になった8000系の数編成が庫内を埋めており、かなり賑やかな印象があります (^O^)。しかし、午後の始発となる6連と増結2連が相次いで出庫してしまいますと、一気に庫内はスカスカ?な雰囲気が増し、2100系の洗車でもない限り静寂の世界に変わります。そんな中、構内入換車として今も残る伊豆急の至宝・クモハ103が果たして動かないものか……と儚い期待を抱きながら、引き続き伊豆高原のホームに佇み続けたのですが、そんな期待が叶う保証はどこにもなし。昨11月に訪れた際にも当たり前のように動きませんでした。そこで、熱海に向かう5652Mの発車を見送りながら、「あ~あ、行っちゃったなぁ……。空いている増結車に乗れば8000系のサウンドを満喫できるのに」とつぶやくしかないのでありました。
しかし……待つこと数分にして何と!突然ぞろぞろと現れた工場関係者の方々がクモハ103に乗り込み、パンタが上がったではありませんか!! \(@v@)/ そして少々動いて、副本線の脇に留置されていたサロ2191 (アルファ・リゾート21編成のロイヤルボックス) と連結!!
こうしてにわかに実現した、生え抜きの至宝ともう一つの目玉車両による凸凹編成は、しずしずと庫内を動いて奥の方へ行ってしまいましたが、その余りにも神秘的な光景に思わず目が釘付けに……(*^^*)。
すると、ホームでクモハ103に夢中になっている私の存在 (笑) に気付いた係員の方が「しばらく待っていればまた戻ってくるよ~!」と声をかけて下さいました。そこでもう少し待ってみますと、クモハ103は、中間で分割されていたアルファ編成にサロを受け渡したのち、単独で検修庫前の定位置に戻ってきまして、手歯止を車輪に噛ませたのちすぐにパンタを下ろしてしまいました。リゾート21EX・黒船編成に組み込まれるサロ2181が何やらおむすびを思わせる姿で佇んでいますが (^^;)、クモハ103との並びシーンもなかなか絵になりますなぁ……。
とまぁこんな感じで、滅多に動かないクモハ103が動くシーンを眼に出来たのは本当にラッキーでしたが、もちろんクモハ103単独のカットも撮影しておりますので、冬の伊豆急シリーズの次回 (最終回) はそれをアップしてみることにしましょう。どうぞお楽しみに~。
※ちなみに、アルファ編成のロイヤルボックスは、ただでさえずば抜けて豪華なだけでなく、トンネルに入ると天井がにわかに海底風ディスプレイで彩られ、圧巻です……。今では特急「リゾート踊り子」運用時のみの連結ですが、バブリーな時代を回顧する話の種としてオススメ (^^;)。