去る3月31日を以て、島原鉄道の一部区間と三木鉄道が廃止となってしまいましたが、このことは自動車への依存度が高い地方におけるローカル線、あるいは人の流れと必ずしも一致していないローカル線をどう維持して行くのかという問題を改めて再認識させるものだったと思います。個人的には、残念ながらどちらの路線も結局縁がなかったため、とくにお名残乗車の類にも出かけてはいないのですが、日本の鉄道地図の中に空白がまたひっそりと増えて行くことはやはり寂しいですね……。島原鉄道の旧型DCがこぞって廃車となるのも惜しいことです。「島鉄ハッピートレイン」のトロッコ車両が門司港の遊覧鉄道に転じることと、三木鉄道の軽快DCが引く手あまたらしいことは、不幸中の幸いでしょうか。
ローカル民鉄を取り巻くそんな厳しい状況の中、やはり同じような問題点を抱えてきた茨城交通湊線がこのたび、ひたちなか海浜鉄道として再出発を遂げたのは、ファンとして誠に目出度い限りです \(^O^)/ やはりローカル線を守るのは、一にも二にも地元の「鉄道を活かしたい」という強い願望なのでしょう! 私も多忙と花粉症のためなかなか勝田まで遠出できない状態ですが、また新緑が美しい季節になったら是非……と思っているところです。
というわけで、最近の画像はございませんので (^^;)、昨年の黄金週間に実現した旧型DC・夢の三重連をアップしてみることにします。いや……ホンネを申しますと、キハ205の単行を久しく撮っていなかったもので、出来ればこの冬にでも撮りに行きたかったのですが、何だか意味が良く分からない合格祈願HMが付いてしまいまして、それが外された3月は猛烈な忙しさと台湾一周に費やしてしまいましたので (そして今年の花粉症はヘビー……)、結局行けず仕舞い。この趣味をやっておりますと、こんなことばかりですね (汗)。そして昨日からは新会社発足のHMに加え、側面にはロゴ (個人的にはえち鉄の塗装を思わせますね。センスはそれほど悪くないのが救い ^^;) が入っているようですので、まっさらな状態のキハ205を撮る機会をついに逃してしまいました (滝汗)。
それはさておきこの3重連……これを撮るために南部縦貫鉄道撮影会を含む北東北の旅からとんぼ返りした甲斐がありました (最近急に茨交も人が増えたのはかなりゲンナリでしたが……)。色は三両三様ですが、やはり国鉄型DCの長大 (?) 編成は良いですね……。もちろん、新会社としては維持コストやサービスの関係上、キハ205を除けば非冷房で床が木製の大型車を長く使おうという意図は持っていないはずだと思いますが (秘かにネット上でウワサされる三木鉄道軽快DCの入線は果たして……?!)、出来ることなら冷房&ワンマン車のキハ205につきましては、休日だけでも良いですので出来るだけ永く走って欲しいものだなぁ……と思います。いっぽう、茨交ロゴが消されたキハ3710につきましても、いずれ塗装自体が変更されるでしょうから、過渡期の姿を撮るなら今のうちでしょうか。