地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

銚子電鉄新旧交代前夜 (5) デハ801貫通側

2010-05-01 00:00:00 | 地方民鉄 (銚子)


 鉄コレといえば……通常シリーズの第12弾が夏に発売されるようですが、今回は久々の地方民鉄15~16m級シリーズということで、銚子電鉄デハ701・801の鉄コレ化万歳!! (*^O^*) というわけで……去る3月に訪れた銚子電鉄の記録の続きとして、デハ801の貫通側シーンをアップしてみましょう。
 周知の通り進められてきた銚子電鉄の2000系導入計画は、すでに2編成の改造工事もほぼ終了しているようで、そろそろ試運転などの最終調整段階に入るのでしょうが (3月のダイヤ改正で日中完全30分間隔となった結果、試運転スジを挟み込む余裕はなくなったと思われ、恐らく終電後に試運転?)、何はともあれ釣掛駆動車の引退は確実に近づいているのも確か。既に鉄子色デハ1002の検査が終了したようで、基本的に1001・1002が運用され、701・801は通常昼寝&増結予備軍の側に回っていると思われますので、↑こんな感じでデハ801の単行がトコトコ走る姿は余程運が良くなければもう見られない……と考えるべきなのでしょう。



 それにしてもデハ801という車両は、「走り続けたことによって無名の老雄から一躍超有名車両になった」という点だけでも特筆すべき存在ですが、個人的には前後のマスクの印象が全く異なっているという点でも趣味的にみて実に奥が深い存在だと思っております(*^_^*)。如何にも昭和10~20年代の私鉄中型電車の王道と呼ぶべきものを今に伝える非貫通・前パン側の雰囲気には、何やらそこはかとなく端正な美少年・美少女っぽさがあるような気もするのですが、貫通側のマスクはHゴムが嵌められていることもあり、少々精悍なワルっぽさがある……と思っております (^^;)。まぁそれは、関東平野を日々長駆した野武士・東武78系の面影をそこにぼんやりと見出している私だけの思い込みなのかも知れませんが……(笑)。
 そんなデハ801もついに引退が目前に迫り、このGWは恐らく沿線も観光客と「鉄」に埋め尽くされることでしょう。何とか無事故で有終の美を飾ってもらいたい……と思うと同時に、こんな感じで他の撮り鉄を一切気にすることなく笠上黒生での停車シーンを最後に決めることが出来て良かった……と思っております。