地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

インドネシアといえば……神奈臨DD5512も

2010-05-22 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 インドネシアに譲渡された車両といえば、神奈川臨海鉄道でかつて活躍していたDD5512も、通い慣れた千鳥線の終端からそのまま船に載せられてインドネシアへ向かった……という話を風の噂に聞いておりました。インドネシアは国産のC-C級アメロコやB-B級箱形DLを多数擁し、入換用としても小粒なセミセンターキャブ機が活躍しているところですので、何故突然DLが1両だけ(しかもよりにもよって神奈臨!)譲渡されたのか全く真相はナゾのまま。まぁ勝手に予想するにつけ……千鳥線内でのインドネシア向け甲種シーンの画像がインドネシア鉄道当局者の目にとまり、「丁度良さそうなので余りがあれば譲渡希望」という話が神奈臨に舞い込んだためなのではないかと……(すみません、憶測で ^^;;)。
 しかしDD5512のその後については、上記の通りの主力機の陰に隠れてしまったようで、本線の本務機として活躍している姿は現地サイトでも全く目にすることが出来ず……。一時は「まさか研究のため全部バラされたのでは……?」と悲観することもありましたが、その後伝え聞く話によると確かに生息しているとのこと。そこで、断片的な情報をもとにGoogle検索やGoogle Mapを駆使してみたところ……ををっ!何と生息地をほぼ特定出来たではありませんか!! \(^O^)/



 その場所は、西ジャワ州チルボン近郊のジャティバラン駅。黄色一色に塗り替えられ、保線用モーターカーと一緒に置かれており、その近くには砕石車やレールチキの類が留置されていることから、どうやら重量級の線路工事列車を牽引するために重宝されている様子……。さらに調べてみますと、この駅はガンビール~チルボン間の1・2等特急「チルボン・エクスプレス」(毎日上下各数本運転) が停車することが判明! ジャカルタ市内からですと、だいたい所要半日でDD5512探訪・通過列車の撮り鉄・田舎駅前街歩きを楽しめるらしい……。
 というわけで夏のジャカルタ訪問では、何とか時間をひねり出してDD5512の第二の車生をしかと見届けたいと思っている次第です。もっともそれは、ジャカルタでの電車運行本数が減る日曜日に予定しているのですが、中・長距離列車は混みそうですので、指定券をゲット出来ればの話……(非冷房の2等車であれば大丈夫かな?と……^^;)。なお、Google Map画像によりますと、レール砕石積み込み駅はジャティバランとチルボンの中間にあるアルジャウィナングン駅であるらしいことも読み取れ、そちら (あるいはさらに別の駅) に移動してしまっているとしたら、それこそ半日仕事ではなくなってしまうのですが (^^;)。さてどうなることやら……。

 それにしても、DD5512の神奈臨時代画像を掘り起こすにつけ……タキ22900 (青化ソーダ用) をジャラジャラ連ねていた頃の千鳥線は本当に楽しかったなぁ……と。滅多に列車が来ない千鳥東線でDD5512の入線シーンをゲットして悦に入ったのも良い思い出です (笑)。もっとも、私がタキ22900全盛期の千鳥線を訪ねた当時は、何故かDD5515 (現・東急車輌入換機) が姿を現すことがやたらと多く (滝汗)、DD5512を意外なほど撮っていないことも改めて思い出しました……(^^;;;)。