地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

都営10-000系の幕車、新緑の競馬場線を行く

2010-05-03 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 線路上も沿線もまばゆいばかりの新緑に包まれた黄金週間の京王競馬場線は、ちょうど東京競馬の開催期間中につき、一攫千金を夢見るギャンブラーを満載した列車が大々的に増発される賑わいぶりとなっています。しかし、競馬場線の土曜休日運用に都営車が入るようになって以来、「鉄」な人種のうち競馬をやっているわけではない私鉄党にとっては、馬よりも都営車の運用の方がはるかに刺激的なギャンブルとなっていることは論を俟たないところでしょう(笑)。
 私も先月初めて都営車運用を探訪し、10-300Rを当てて良い気分になって以来、いずれは是非10-000系の幕車という大穴を当てたい!と思いまして、なるべく時間を確保して競馬場線に足を運んだのですが、その後は2回連続で通常版の10-300というハズレくじを引いてしまい、府中本町駅から歩いて来て正門前駅に停車している側面太帯の10-300を目にした瞬間「折角わざわざ来たのにこれかよ……」と落胆。何も撮らずにそのまま乗って新宿へ移動したものでした (鬱)。



 しかし、何事も「三度目の正直」と申します。昨日改めて訪れてみたところ……ついに念願の10-000幕車が大当たり!!! \(^O^)/
 都営の幕車を撮る際のポイントといえば……府中の二文字が小さい縦書きで、合計7文字が賑々しく幕に収まっていることでしょうか (^_^)。但し、そんな正門前行の幕を撮る際には、東西方向気味に走っているゆえ逆光になるという脆刃の剣……。それでも、デジカメですと感度をサッと上げて余裕のシャッタースピードと絞りを確保出来るうえ、試し撮りで写り方を確認出来ますので、こういう千載一遇のシーンではなおさら威力を発揮しますね……(^o^)。若々しい新緑もちょうど逆光でひときわまぶしく輝いており、都営車の黄緑帯とのマッチングは最高! 車両のレアさ・路線の濃厚さ・季節感が三位一体となりました……(*^O^*)
 とりあえず10-300Rと10-000幕車は記録成功!というわけで、今度は10-000系のLED車と、最も競馬場線とのギャップが激しそうな (?!) 10-000系8次車を撮ってみたいものです (笑)。あと競馬場線といえば、臙脂帯の6416Fをまだ撮っていない……課題は多いなぁと思う今日この頃です。