通常は快速「むさしの」として朝夕のみ運転される豊田区の115系M40編成は、観光シーズンになると日中の間合いを利用した「ホリデー快速鎌倉号」として横浜・鎌倉(そして逗子)まで顔を出すのが数年前までの恒例でしたが、今や湘南新宿ラインの大躍進のため、以前のような埼玉~神奈川連絡列車としての重要性を失い、なかば武蔵野線沿線~神奈川連絡列車という位置づけでハイシーズンのみの運転となっております。まぁ、日常的に武蔵野線沿線と横浜・鎌倉のあいだを移動する需要がそれほど大きいとは思えませんので、運転日の大幅減少は仕方ないかな、といったところですが、かつてスカ色が大手を振って疾走していた東海道・横須賀線筋でスカ色を拝む数少ない機会ですので、やはり寂しさを感じますね……。
そんなホリ快鎌倉号、この黄金週間も辛うじて連日運行されましたので、「連休中は仕事の合間を見て近場鉄」を決め込んだ私としてはいてもたってもいられず横浜駅へ。下りの営業列車としての到着シーンは相鉄7000系撮影で油を売っていたため省略し (爆)、逗子からの回送を撮ってみました♪ 相鉄電車とのコラボは実現せず少々残念~(^^;)。
横須賀線内の留置線が少ないためにわざわざ行われる長距離の昼寝回送、以前は横須賀線の線路をひたすら走って品川まで往復していたものですが、DJ誌でも明らかな通り最近は東所沢までの往復となっており、何だかそのまま営業運転してくれ……とすら思えます(でも多分ガラガラ ^^;)。この回送は横須賀線~戸塚で転線~東海道線~鶴見で転線~貨物線という複雑な経路で運転され、とくに鶴見で他の列車を妨げないようにスジの空き間を狙っているためでしょうか、横浜駅で待避線 (8番線) に入り、20数分という横浜駅にしては異例の長時間停車をするのがある意味で「名物」となっていますが (そう思っているのは私だけ? ^^;)、これをうまく利用すれば東海道線を走行するシーンを短時間のうちに2度撮影出来るという美味しさ (笑)。もう一発目は超定番の新子安できっちりと撮影できました (*^^*)。しかも、先客は1名のみで超余裕……(^^)v 正面の塗り分けこそ113系と異なりますが、「やっぱ東海道ブロードウェイは伝統のスカ色が激走してこそナンボのもの! 帯がどうしようもないほど褪色しハゲハゲになったE217なんて足下にも及ばない存在感だぜ!」と思わず叫びたい気分ですね~(^^;;)。
そんな豊田区山スカM40編成も、中央東線115系の置き換えの噂がちらほら漂う中、他の3連と同様いつまで残るか分かりませんが、今後も走り続ける限りなるべく東海道・横須賀筋にも元気な姿を見せて欲しい……と改めて思ったのでした。