地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京急1000形さよならHM装着イベント開催!

2010-05-30 15:39:00 | 大手民鉄 (京急)


 午前11時過ぎ、デハ1345にHM装着。万感の思いこもる敬礼……。



 高めのアングルで撮影した1345FのさよならHM姿。



 今度はクーラーが目立たないよう低めのアングルで。



 今日HMが付かなかった1243Fは明日以降どうなるのでしょうか?

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 1959年に誕生して以来、約半世紀にわたり偉大なる歴史を積み重ね、京急史上最多の製造両数を誇ってきた1000形。しかし新旧交代の波には抗しきれず、周知の通り間もなく全車が引退することに……。そこで、本日久里浜工場(正式名称は京急ファインテック久里浜事業所)にて開催されたファミリー鉄道フェスタでは1000形の存在が前面に押し出され、午前11時から展示中のデハ1345にさよならHMを装着するミニイベントが執り行われました。
 そこで、生まれてこのかた京急沿線には何かと縁がある私としましても、京急1000形の最後の晴れ舞台を是非この眼で見届けて記録にとどめておきたいと思いまして、今日は朝9時前に会場に到着。まずはHM無しの状態を撮影したのちひとしきり会場内を見て回り、改めて11時のミニイベント開始に合わせて1345・1243Fの前に向かったところ……やはり予想通りの人人人……。しかし、何とかデジ一眼を高く差し上げて、無事HM装着の模様を撮影することが出来ました……(1枚目の撮影にあたって、脚立や銀箱の類は一切使っておりません)。そして、京急としても1000形に対してひときわ強い思い入れがあることが見て取れる格調高いHMといい、万感の思いがこもり過ぎて言葉が続かないベテラン職員氏 (装着担当者) の挨拶といい……たしかにこの名車の落日がすぐそこに迫っているのだという事実を改めて痛感させられたのでした。
 両数がピークに達した1970年代末から80年代半ばには「京急といえば1000形」という圧倒的な印象さえあっただけに、1000形の最後の晴れ姿を見届けようという人の数は「凄まじい」の一言でしたが、少なくとも私が会場にいた11時台には大きな混乱はなく、揉みくちゃ覚悟でもやはり訪れて良かった……と思っております。何はともあれ、1000形のために素晴らしいHMを用意され、フェスタ全体を切り盛りされた関係者の皆様に、この場ながら心よりお礼申し上げます。m(_ _)m
 さてこれからは……果たしてHM装着運行がどのようなスケジュールで行われるのかが関心の的となるのでしょうが、撮影にあたっては1000形の偉大なる有終の美を汚さないよう努めたいものですね……。700形のときと同じく大師線4連にHMが装着されるのを個人的に希望しているのですが……(^^;


 既に離脱して久里浜送りとなっていた1381Fが未だ解体されず、安全・マナー教室会場として活用されていました。そして、デハ1381の側面には成田山初詣サボが……(芸が細かい!)。