
最近は鉄コレの魅力的な新製品が相次いでいるため、そのドレスアップ (?……へっぽこ初心者につき多寡が知れていますが ^^;) にばかりエネルギーを注いでいる今日この頃ですが、小型車フリーランス工作と並行して東急8500系の各種色物ネタの製作にもとりかかっております (笑)。
そこで、第一弾として完成を目指しているのが「伊豆のなつ」! 実車の8614Fは、多忙と悪運のためここ1年ほど撮影しそびれており (苦笑)、もっぱら田都~半蔵門線で乗り合わせるだけの私ですが、だからこそ思慕も募るというもの……(爆)。そこで、前にノーマルな8607Fをつくった際と同様に、折角それなりにキレイに塗り上がっているボディをシンナーにドボン! じっとりと溶け出す銀色に「折角オラが塗ったのに……ヒドいアルよ」というキタイ国・農民工のかすかな怨念を感じつつ (^^;)、とりあえずは試し……と申しますか訓練として中間車2両を塗ってみました。なお、うち1両は秩父7501Fの中間車・サハ7601を流用しております。……が、塗った後で重大な問題発見! 8614Fのサハの妻面がこのタイプに改造されているかどうか全く記憶が曖昧ですし、そもそもこの編成のサハは軽量鋼体車ではない……。

東急8000系列の色物編成のキモは、細かく美しいコルゲートと独自カラーの塗り分け目 (正確にはラインテープの端)がピシッと一致していることだと思いますので、塗装にあたっては実車の画像をじーっと見つめ、ラインの幅がコルゲート何本分であるのかを正確に把握し、マスキングがズレることのないよう細心の注意を払った次第ですが……いや~目がしんどい (苦笑)。それでも、鉄コレボディはGMの板キットと比べコルゲートの本数が正確に再現されていますので、苦労して塗り上げてマスキングテープを剥がした瞬間の「ををっリアル!」という喜びは何とも言えないものがあります (ちなみに、2枚目の上はGMの塗装済み伊豆急8000系板キットから作ったデハ8107)。
なお、ステンレス車の塗装にあたっては、まずラインとなる色を塗ってから最後にステンレス色を塗るのが王道・常識とのことですが、マスキングのやり易さという点では後でラインを塗った方がラクなのではないか……と思いまして、敢えて邪道に踏み込んで (?) 「真っさらボディにプライマー→GM8番 (ステン)→GM44番 (クリヤ)→プライマー→タミヤのフレンチブルー→タミヤのコーラルブルー」という手順で塗ってみました。ぼってり・剥がれが発生しなければまぁ良いだろう……ということで (^^;
……実は、ステンレス車の側面にラインを塗装するのは初体験で (^^;) おっかなびっくりでしたが、取りあえず何とかうまく行きましたので、今後先頭車の塗装を進めるとともに、さらなるバリエーション展開 (とりあえずジャカルタの8604Fと8613Fを企画中……^^;) を視野に入れて妄想に浸ろうかと考えております。
なお、塗装を剥離してから今回塗装するまで実に2ヶ月以上放置し、ふと思い立って塗ってみた……ということで、形式ごとに微妙に異なる車体形状を無視してしまい、デハ8800にするべき車体にデハ8700の車番を貼ってクリヤコートをかけてしまいましたとさ……(滝汗)。そもそもの大問題として、GMの東急車番ステッカーに8614Fの車番は含まれていないわけで、さてこれをどうしたものやら。デハ8514は長電8500系のものを流用すれば良いのですが、何も考えずに秩父7501Fサハを流用した一件もあって、中間車の車番は「編成差し替え」と勝手に称して8616Fからピックアップ中 (^^;;;)。最大の問題はデハ8614……。
それにしても、こうした七転八倒の労苦もいずれは「鉄コレで伊豆のなつ8614F発売!」で水の泡……なんてことになりそうでコワイです (笑)。取りあえずショップにまだまだ8606F・3両の在庫が大量に (?) ある間は、色違いの発売には至らないでしょうが……。