地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急8694F・44K赤幕急行の雄姿

2010-11-27 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 一昨日の恩田訪問の際には、中央林間11時台発着の44K運行に8694Fが入っているのを目撃しまして、しかも一昨日は個人的に本当に久しぶりの平日休み。そこで「これは心おきなく○Kを撮影できる!」ということで、長津田駅近くの美味いラーメン屋「た○屋」にて気合いを入れ、恩田にて秩父7503Fを眺めたのち、押上から急行として戻って来た8694Fを激写!! とりあえず一昨日の東急散歩は、先日購入したキヤノンEF70-300mm F4-5.6 L IS USMの更なる操作習熟も兼ねての撮影でしたが、250mmあたりに焦点距離を設定しても (35mm換算で400mm) 画質は最高にシャープで、しかも色乗りとコントラストも完璧!ということで、デジタル画像の中で美しく舞う8694Fの姿にもうメロメロ (*^^*)。特に、今や東急ではすっかり貴重になった赤い急行幕の余りの鮮やかさに悩殺されました (^o^;)。



 田都末端区間を走る急行はすぐに中央林間から折り返して来ますので、そのまま動かず街路樹の黄葉をバックに入れて急行押上行を激写!! この区間ではカーブだろうが何だろうがとにかく猛スピードで通過して行きますので、撮影も最高に緊張……(汗)。ともあれ、東横線時代の勇姿をも思い出させる8590系の急行幕&正面赤帯姿をこうして撮影出来れば無上の幸せです (何とオーバーな ^^;)。
 それはさておき、発売開始からそれなりに時間が過ぎたJTBキャンブックス『東急ステンレスカーのあゆみ』(荻原俊夫著) を、昨日仕事帰りに神保町の○泉に寄ってようやく購入しました。デハ8400 (初代)→8090&8590系へ結実する東急車輌独自の軽量ステンレスカー開発が如何に大きなブレイクスルーであったか (東急ステンレスカーの範型であった米国バッド社も東急技術の独自性を完全承認) が紹介されており、登場当時は「コルゲートが少なくてつまらん」とすら思えた8090&8590系の鉄道車両史的重要性を今さらながら痛感させられます。そして……「5000系 (2代目) も東急ステンレスカーである」という当たり前の事実を記事として目にしてオドロキを感じてしまった次第です。いやその……「東急ステンレスカーと言えばコルゲートがある車両」という固定観念が私自身の脳裏で余りにも強く、普段「5000?そりゃ『走るんです』だろ?」としか思っておりませんで……(^^;;;;;)。