地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

井の頭線3000系・事実上さよなら運転中?

2010-11-17 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 ここのところ青モノの記事が続いておりますので、この際青つながりということで (^^;)、残り2本となった井の頭線3000系をアップしてみましょう。
 周知の通り、京王は近い将来の自社車両100%VVVF化を掲げており、先日見かけた車内広告でも最終達成年度が2012年度に設定されるなど、もう如何にも準備万端の勢いが感じられます。実際に利用していても、直流モーター車はごく僅かな本数まで激減した6000系と井の頭3000系、そして下回り未更新な一部の7000系を残すのみとなっており、3000・6000系を置き換える分の新車を少量投入するのも、7000系の完全リニューアルをするのも、2011年度予算で呆気なく完了!となることが余りにも明らかです。



 そして、仕事でたまに井の頭線を利用しても、最早日中と夕方に3000系がやって来ることはほぼなくなり……まさか昭和末期に登場してまだピカピカなはず (?) の28・29Fまでもがかつての片開き扉編成 (01・02F) と同じような境遇に陥るとは……。私が初めて井の頭線を日常的に利用するようになったのは、まさにそんな28・29F登場から間もない頃でしたので、登場から僅か20年少々で完全に日陰者の運命に陥った28・29Fには哀れを感じます……。もっとも、1000系が登場するまでは、片開き編成に乗れれば超ラッキー、分散冷房車がやって来ればラッキー、後期の新製冷房車がやって来れば「つまんねぇ……」という感じでしたので、まぁ勝手なものです (^^;;
 そんな愚かで若かった自分への反省の念もこめて、ひょっこり3000系がやって来ないかなぁ……と心の底で期待してはいるのですが、もう今では朝のラッシュピークに利用しない限り叶わない夢なのでしょうか。しかし、今年の春頃には残り2本のどちらかが連日日中の急行運用に入り、唸りも高く住宅街をカッ飛ばしていたものです。恐らく乗務員集中訓練の一環なのだろうか……と思ったのですが、思えば春の幻のような光景でありました。それ以来あっという間に数ヶ月が過ぎ、間もなく3000系にとって絶体絶命の (?) 2011年がやって来るのでしょう……。