地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

南海高野線を撮る (6) 泉北5000系

2010-11-20 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 泉北高速は3000系までの車両を南海ベースで作っていたのに対し、1990年から製造した5000系では完全自社設計に移行しており、東急車輌的ステンレスカーが大手を振って走る高野線にあってやや独特の雰囲気を放っているように思われます。とは言え、やはり泉北5000系にしても南海と同様に関東風のDNAをビンビンに感じるのは私だけでしょうか。このスタイル、どう見ても京急2000形の4扉ロングシートバージョンに東武風のカラーリングを施したようにしか思えません……(^_^;;)。まぁ、そこら辺にそこはかとない親しみを感じるということです (笑)。
 (↑なお、このカットは新今宮駅から超望遠撮影→超トリミング ^^;)



 そんな泉北5000系、8連5本が在籍しているようですが、とにかく8両固定編成であるためか、輸送力過剰になりがちな日中は余り見かけず、その分だけ日中は3000系の6連の出番が多いという印象を受けます。というわけで、5000系に乗って撮る場合には朝方や午後遅めな時間以降の方が当たりやすいのかも知れません。1枚目のように、今宮戎の南側で5000系どうしが離合しているシーンを記録出来てしまうのは相当レアな出来事だったりして……(特にヨソ者には)。
 ちなみに、5000系は今年の夏に堺東→新今宮間で初めて乗ったのですが、白い化粧板にワインレッドのモケットの組み合わせがなかなか美しく、乗り心地も上々……。ここらへんは関西私鉄の王道を踏んでいるということでしょうか。車内に一歩踏み込んだ瞬間「うひょっ♪死ぬほど涼しすぎでサイコー♪」と思ったものですが、運転室との仕切りに掲げられた温度計を見たところ室温は30度……。如何に激しく暑い一日だったかを思い知らされたものでした (@_@;;)。そんな超酷暑の夏もウソのように冷え込みが強まる今日この頃、ご覧の皆様もご自愛下さい。