地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

南海高野線を撮る (5) 泉北3000系

2010-11-19 00:30:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 東急8000系列にいろいろと色違いが存在するのと同じく、兄弟車両と呼ぶべき南海6200系にも色違いが存在するのは何とも興味深いところです。それが今回取り上げる泉北3000系! ……いや、実は厳密にはいろいろと違いがあるようでして、三日市町以南の急勾配区間をこなす必要がある南海6200系とは異なり泉北3000系には抑速ブレーキが装備されておらず、車体構造も南海6200系のオールステンレスに対して泉北3000系は初期車を中心にスキンステンレス車もあるとのこと。それ故に3000系は車体の耐久性にやや問題があるようで、初期車は既に廃車となってしまったようですが(さらに一代前の作品=泉北開業時の車両である100系もスキンステンレスのため既に廃車……南海伝統フォントの車番など、本で見かけるにつけ結構好きだったのですが)、残りの車両は一部編成構成柔軟化のため先頭化改造を受けつつ (1枚目の画像……ライト部分が2枚目の原形顔と異なりますので一発で分かります)、今でも南海車に伍して大活躍しています。



 しかし最大の難点は……泉北車は日中昼寝している編成が多いようで、訪れる機会によって結構当たり外れがあるということ。個人的には、泉北車といえばやはり3000系を狙いたいものですが、3000系は全く運用に入っておらず来るのは5000系や7000系ばかり、ということもあります。逆に、今回の画像を撮影した2年半前(滝汗)には、5000系が日中全て寝ていたということもありますので、まさに宝くじ状態を楽しめ (?) ます (^^;
 泉北3000系と南海6200系、どちらもまさに高度成長時代然とした姿に好感を持てますが、こと泉北3000系について申しますと、正面の縦一本ブルーが何やら相鉄モハ6021 (アルミ試作車。かしわ台に現存)を激しく連想させるものがあり、相鉄ファン的視点からみてもグッと来ますね (*^^*)。ふだん相鉄沿線民と南海・泉北沿線民は互いのことを一切意識しないでしょうが、相鉄いずみ野線と泉北高速の存在感、及び直通列車の形態が似ているのは偶然でしょうか?(泉北沿線の方が圧倒的に都会ですが ^^;)。
 それにしても、既にマイクロが6100系を模型化し、素晴らしい造形ゆえに結構あっという間に売れて人気を博していることから、いずれ南海6200系&泉北3000系も模型化されそうですね♪ そうなったら両方お布施するつもりです (汗