100周年を迎えた近鉄、個人的な特急車の星は12200系でありますが (でも乗る場合にはアーバン&伊勢志摩のデラックスシートがベスト。笑)、一般車につきましては……大阪・名古屋線用の古参急行車・2610系と、「新鋭」急行車5200系のどちらを選んだものか悩んだ末に (そんな大事だろうか……^^;)、とりあえず5200系をアップしてみましょう。早いものであっという間に約1ヶ月前の話となってしまった関西日帰りの「出張ついで鉄」にあたり、敢えて名古屋から近鉄経由で京都へ向かったのですが、その際5200系に久しぶりに乗り、やはり完成度が高いなぁ……と思いまして (*^^*)。
本来大阪・名古屋線の長距離急行用として開発された5200系は、何のかの言って他の競合路線がない大阪線では余り運用されず (少なくとも昼間の上本町~宇治山田急行では来ないはず)、大多数が名古屋線で運用されていますが、他の一般車とは違った洗練さと精悍さを兼ね備えた面構え、それにJRC313系やJRW221・223系の設計上の基礎となった側面&車内など、いろいろと特筆すべき点が多い車両であることは疑いないでしょう。そんな5200系も、実は本当に早いもので登場から22年を経過しているという……。私の脳裏においては未だに圧倒的新車なのですが……え?シリーズ21があるだろうって? まぁ確かにその通りではありますが、やはりこの近鉄マルーンレッドを纏った独自車体の存在感は登場以来決して色褪せていないと思うのです……。
とはいえ、私が乗った編成はさすがに経年を否定できず、そこで初めて「やはり20年モノだったのか……」という事実を思い知らされたのでした。既に更新工事を施した編成も現れているそうで、今後も快適さに磨きがかけて走り続けることになりそうですが、後継車はたぶんLCカーの完全実用化により多分ないだろうなぁ、と。
それ以上に近鉄は、景気低迷やら少子高齢化やらに伴う乗客減という現実に直面する中、近いうちに運用数と車両保有数を1割減らす方向に向かうとのことで、なおさら一般車の新造にはブレーキがかけられるのでしょう。
では、それなりに考え尽くされたかの感がある近鉄のダイヤのうち、一体何処をどう削るのか……予想するにつけ夜も眠れないような (←そんなことはない ^^;)。名古屋線の急行・普通を日中20分間隔で運行するという方針は、JRC関西線との競争や大小の都市が連なる沿線の利便性を考えれば変えようがないと思われ、たぶん他の路線にメスが入ることでしょう (と申しますか、名古屋線で急行30分間隔というのは、ただでさえ顕在化している混雑が悪化する暴挙になりそうな ^^;)。というわけで、名古屋線は削減対象にならないという前提で、これまで近鉄各路線を乗った印象から、以下の路線・列車が整理統合されるのではないかと予想……(すべて日中。以下は大変恐縮ですが全く根拠なき妄想ですので、コメントはご遠慮下さい)。
1)大阪線……上本町口普通の15分間隔化。桜井付近に引上線をつくり榛原行き準急は桜井止まりに。急行は桜井~榛原間も各駅に停車。
2)京都線……京都市営地下鉄~新田辺間の普通列車廃止。(京都市営1000系の乗り入れ本数が激減しそうですが……)
3)奈良線……急行を東花園に停車させ、東花園止まりの普通と区間準急を統合。日中の区間準急は廃止(河内小阪・瓢箪山~額田利用者の反乱が起きそう ^^;)。
4)南大阪線……急行・準急を合わせて10分間隔化。急行は橿原神宮止まり。準急は河内長野行。古市~吉野間の2連ワンマン普通を設定。
……うーむ。後ろ向きな予想をするのはツラいです (-_-)。手を入れるのはラッシュ時の両数・運転間隔にとどまり、日中は現状の本数維持ということであれば、乗り鉄・撮り鉄のいずれをするにしても有り難いのですが……。