地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

江ノ電305F・100周年姿を今さらながら撮る

2010-12-09 00:00:00 | 地方民鉄 (東海道)


 思い出してもみれば約1年前、江ノ電極楽寺車庫にて1000形嵐電号・サンライン・登場時塗装の三者が揃い踏み、1000形の登場30周年を祝う撮影会が盛大に (?) 開催されたものです。これを皮切りに江ノ電は全線開通100周年記念モードに入り、特製HM装着編成やらリバイバル編成やらが沿線を賑わせて来ましたが……個人的には近場に住んでいるにもかかわらず江ノ電はちょうど約1年ぶりの超ご無沙汰となってしまいました (滝汗)。勿論、その最大の原因は仕事のハードさがますます強まっているためですが (--;)、もう一つの要因として……305Fに取り付けられた100周年記念HMが余り305Fの雰囲気とマッチしておらず、「何だかなぁ~」という消極的な気分に陥ってしまったことも足を遠ざけることにつながっていた次第 (汗)。しかし、装着開始から相当時間が経ってほとぼりが冷め (?)「やっぱ一度は撮っておこうか」という気分になったこと、取りあえずリバイバルラッピング姿の20形を記録しておきたいこと、そしてようやく久しぶりにのんびり撮り鉄する時間的余裕が生じ、近場で撮り鉄の感覚を取り戻すリハビリをしたいと思ったこと……等々が重なりまして、平日休みとなった昨日ぶらりと江ノ電を訪れてみました。



 まず鎌倉駅の窓口で運用を伺ったところ、最大のお目当てであったリバイバル20形は終日入庫……(@o@)。まぁ思いつきで江ノ電を訪れればそういうことはいくらでもあるでしょう (笑)。いっぽう305Fは目出度く4連の藤沢方として運用中! しかし……相方は嵐電号。これは一見非常に豪華絢爛な編成と呼ぶべきかも知れませんが、個人的にはこの2本は編成を組まないことが望ましく、嵐電号も4連の藤沢方として運用して頂ければ最高に御の字なのです……(苦笑)。また、何とも折悪しきことに、自分がこれから乗ろうという列車が305F+嵐電号……(爆)。久しぶりに305Fの半鋼製・バス窓車体を乗って楽しむことが出来た反面、稲村ヶ崎界隈で撮影するべく下車したのち、この編成が藤沢から戻って来るまで相当待たされることが決定……(-_-;;)。嗚呼……鎌倉で1本前に乗ることが出来れば良かったのに……。
 ともあれ文句ばかり並べても仕方がありませんので、長閑な海沿いの森と雨上がりの抜けるような青空を眺めながら待つことしばし……後追いながら青空+白雲バックの雄姿をバッチリ決めることが出来ました (1枚目)。実際には、この直前にビールの配送車が画面右側に路駐し、大いに泡を食って線路側に寄ってアングルを変えるという冷や汗ものの展開だったのですが……(滝汗)。やはりこの道路並行スポットは神経がすり減りますなぁ……別の車も接近中ですし……。というわけで2枚目はクルマが比較的少ないカーブへ移動。嵐電号は見えませんが、単独2連っぽい雰囲気を決めることが出来ました~。
 こんな感じで撮影した305F、そろそろ100周年イヤーも終わればHMが外され、ふだん通りの姿に戻るものと思われますが、いっぽう塗装もいつの間にか汚れ、さてこの編成の将来はどうなるのだろうか……という懸念がよぎるのも確かです。とはいえ、305Fこそ多くの広告を飾る江ノ電のイメージリーダーであることは疑いないと思われますので、これからも江ノ電の歴史が積み上げられて行く中で305Fも生き長らえて欲しいものです。