今日と明日は約2ヶ月ぶりに関西出張ですので、記念に以前撮った南海の画像をアップしておきましょう。今回は「銀+前パン」のアブナイ魅力です♪ といっても今回は残念ながら南海を訪れるヒマがないのですが……(^^;;
南海高野線の6000・6300系は登場後40年を経ても依然として(圧倒的とは行かないにしても)主力車種ですので、行先幕のバリエーションを狙わず単純に撮るだけであれば、それこそ「いくらでも」といっても過言ではないほど頻繁に姿を現します (*^^*)。とくに京急・小田急・京王など、昭和40~50年代以降の黄金時代を築いた車両たちが滅多に姿を見せなくなってしまったという嘆かわしい状況と比較しますと、このパラダイスぶりは一体何なのか……と嬉しいやら悲しいやら。
ただ、南海を撮っている際の唯一最大の遺憾といえば……せっかくの前パンが難波側となっているため、こちらに向かって来る列車をドピーカンの順光で撮影することは叶わず、撮るとすれば明るい曇りの日がベストとなること……。しかし、余所者がそのような好条件に遭遇するのは非常に難しいですね……(-_-;)。というわけで、晴天時にお手軽に前パン姿を撮影する場合は、もっぱら北西=南東方向に走る区間の午後が美味しい選択ということになりそうです。あるいは、日が長い季節の朝であれば、難波行き列車に対してド順光で撮影できるチャンスもあるかも知れませんが、まだ試していないです……(^^;
それにしても……6000系といい6300系といい、この前パン姿の圧倒的な存在感は息を呑むほど素晴らしい……のひとことです(*^O^*)。しかも、小振りでゴツい分散型クーラーが「これでもか」とばかりに前パンのさらに手前にも設置されているあたり、ただでさえ強烈な存在感をひときわ盛り上げまくっているではありませんか! そして、6000系の昔ながらのスカート無し姿も、6300系の大振りなスカート姿もいとをかし……。
個人的に思うに、そんな6000・6300系に最も似合う行先は「金剛」でしょうか。言うまでもなく金剛は高野線の急行停車・主要駅にして、大阪府最高峰・金剛山の麓に広がるベッドタウンであるわけですが(但し、登山バスは河内長野から乗るようです)、河内の国に縁もゆかりもない余所者がこのボディと行先の組み合わせを目にしますと、何やら寺院の山門に鎮座する金剛力士のパワフルな表情をイメージしてしまうのですなぁ……。
あるいは「金剛」といえば北朝鮮の奇勝・金剛山。嗚呼……金剛山と金剛山電鉄が北朝鮮のものにならず韓国側でさえあれば、往時は関西私鉄の戦前大型車と同じような車両を揃えていた金剛山電鉄だけに、今頃はこんなゴツい表情の2扉クロスシート電車が走っていたのかも知れない……と思います(かなり脱線ですね ^^;)。