地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

スカ色の旧型国電をのんびり作る (3)

2010-12-14 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 去る9日から東武沿線各駅の売店で本格発売されている鉄コレ7300系旧塗装……これは良いものだ。ピーン! (キシリア様に献上する壺を弾くマ・クベの表情を思い浮かべて下さい。爆) ……という戯れ言はさておき (^^;)、第9弾のセイジクリームにせよ今回の特別パッケージにせよ、私は中1だった1983年に「とにかくロクサンの残党・東武7300系に乗りたい!」と一念発起して僅かな小遣いをはたき、わざわざ神奈川県から東上・越生線末端まで乗りに行ったという希有な人間ですので (消滅を控えた7300系が辛うじて東上・越生線で多数走っていた当時、本気で追いかけ回しているファンはほとんどいなかったはず)、とにかく東武7300系がこのようなかたちで模型化されるということは無上の喜びであります。今回の旧塗装バージョンは、窓枠の銀塗装に多少の乱れがあり、かつ例によって農民工の指紋がベタリ……という問題もありますが、総じて車体の塗り上がりは美しく、ほとんどタッチアップの必要性を感じないのが嬉しいところです。そこで、早くインレタを貼ってN化したい……と思わず垂涎状態 (*^^*)。



 そこで、ロクサン=旧型国電つながり、及び1983年に辛うじて乗りに行った車両つながりで、かねてからダラダラと進行中のGM板キット戦前型国電製作を前に進めたいと思いまして、ヒマを見計らって少々手を入れてみました。
 ……まぁ具体的な作業内容としましては、数ヶ月前に組んだきり放置されていた車体の屋根部分の踏み板モールドを切除し、代わりに銀河の踏み板パーツを取り付けるというものでしたが、最高に折れやすい0.3mmのドリルで穴を開け、エッチングニッパーで微細なパーツを曲げ、瞬着で屋根に固定するというのは初心者にはツライです……(汗)。あるいは、後で知ったことですが、タヴァサの踏み板パーツの方が四つ足で安定性が高そうかなぁ……と (^^;)。そして、車体の内側にはダークなニス色の代わりに葡萄色を塗り、床下機器は黒を塗ったのち一部機器をフラットアルミ・エナメル塗料でタッチアップ。まだ車体表面の塗装はこれからですが、ここまででも相当前進したかな?と思っております。
 こんな感じでヒーヒー言いながらも少しずつ旧国をいじっている折も折、先日久しぶりに神保町の○泉に行ったところ、RMM増刊号として『ザ・ベストNゲージ・旧型国電』なるものがいつの間にか発売されているのを発見して即お買い上げ……(もっと早く気づけよ自分、という感じですが、本屋でのんびり立ち読みというヒマがここ数ヶ月ほとんどなかったのであります……-_-)。超本格派の技巧が織りなす圧倒的な旧国ワールドに思わず限りない眼福を感じるとともに、まだまだへっぽこ過ぎる自分の至らなさを痛感させられたのでした (^^;)。まぁ経験値の圧倒的な少なさは埋めようがありませんので、取りあえずは引き続きへっぽこなりに旧国への愛を小さな模型に注いで行こうと思っているところです……。