湖国のELといえば……近江鉄道の保存機を忘れるわけには行きますまい。去る9月に訪れた近江鉄道ミュージアムの模様を、年末の駆け込みながらアップしてみましょう (^^;)。この頃はまだまだ酷暑が続いていましたので、寒さが苦手な方は「懐かしい・・・」と思われるかも知れませんが、私は暑さに弱い人間ですので全く恋々としておりません (笑)。
それはさておき、ED14・ED31・ロコ1101といった古典機のラインナップは見る者を唸らせ、しかもED14・ED31はそれぞれ複数が現存するという点でも特筆に値しますが、今回の訪問時にはED143とロコ1101が撮りやすい位置に置かれ、残りのED14は跨線橋下の撮りにくい位置に、そしてED31はミュージアム外側 (彦根駅寄り) の側線に置かれている状態でした。とくに、茶罐となっているED144につきましては、前回訪問時と同じく跨線橋付近に置かれ、ドピーカンな日に撮っても何とも決まらない有様……。
というわけで、今回のEL撮影はもっぱらド順光で撮影可能なED143・ロコ1101の撮影に注力したのですが、敢えて贅沢を申しますと……来る度に撮りやすい位置に単機が並んでいるだけですとどうしても飽きが来るような (^^;;)。せっかく広々とした (?) スペースがありますので、出来ればED14の重連・ED31の重連または3重連を、中に線路一本分の空間をおくかたちで展示して頂けると結構興奮できそうな気もします。または、ロコ1101+ED31+ED14の凸凹3重連とか (^^;;)。さらに、状態の良い車両がもし自走可能であれば、上毛・大胡の元東急デキ3021と同じく展示走行して頂けると涙モノの感激なのですが……。いろいろ遊び心満載な展示が可能なポテンシャルがあるだけに、現在のただ単に置いてあるという状況は何とも勿体ないという気がします。加えて気になるのは、ミュージアムのオープン以来3年数ヶ月を経て確実に進んでいる塗装の劣化……。少しでも多くのファンが近江を訪れることで入館料収入が増え、それがELの現状維持に役立つことを願ってやみません。
ED141の運転台が午後限定で開放されていました。思いのほか狭い!!
コントローラ廻りはまさに「産業遺産的機械」ですね……。
実は彦根最大の名所ともいえそうな(?)跨線橋からの眺め。
かつての廃車魔境はすっかり整備されましたが、濃厚さは相変わらず♪