明日からは毎年恒例のヨコハマ鉄道模型フェスタが始まり、模型の楽しみは途切れることのない今日この頃。そんな中、先月末にはオープンパッケージの鉄コレとして国鉄仙石線モハ72970・クハ79600が目出度く発売となりましたが、現在は私鉄メインで撮り鉄活動している私も小学生の頃は熱烈な旧型国電ファンでしたので (とは言え、自由に乗りに行けるわけでもなく、小学校低学年の頃まで横浜・南武・御殿場線73系にたまに乗り、小学校卒業旅行で飯田線に乗りに行ったという程度ですが……)、予約してゲット!したことは言うまでもありません (笑)。
そこで早速開封してみたところ……出来映えは総じて最近の他の鉄コレと同じくキレイだと思いますが、たまに車体がこすれた個体や窓パーツが激しく指紋・傷だらけの個体があるのは、相変わらずOrang Tiongkokのテキトーさの現れというべきでしょうか……(T_T)。そんなこともあろうかと思い、ウグイスとスカイブルーを各2箱購入し、綺麗な個体を選んでそれぞれ妄想の堂々6連 (3M・3Tc) を組むことにしたのですが、その結果各色2両ずつ余剰が出ますので、お楽しみ工作として先ずはモハ72970・1両を葡萄色に塗ってみました (←とゆーか、これをやってみたいがために多めに購入したという……^^;)。
具体的には、一旦全てをバラしたうえで車内にGM伊豆急ペールブルーを塗り (購入した状態では車内も車体の色そのもの)、車内をマスキングしたうえでGM葡萄色をブワーッと吹き、インレタでドレスアップしてクリアコートを吹いたのち再び組む……という単純な作業に過ぎませんが、いくつか注記を:
(1) 《単に葡萄色に塗っただけでは、鶴見線の珍車モハ72970にはならない》 寒冷地用半自動ドア車ならではの大振りなドア取っ手が目立ちますので、温暖地通勤路線の車両と見立てるならばとりあえず2つある取っ手のうち上の方を切除してやらなければなりません。とはいえ、ドア窓のすぐ下には凹んだサブ取っ手 (下手な表現でスミマセン ^^;) が残り、温暖地用車両のそれ (ドア下部にあり) とは自ずと異なりますので、結局モハ72970を名乗らせるのは止めまして、アコモ改造車がもっと多数用意されたという架空設定で72981以上の番号を振ることにしました (^^;;
(2) どうせ中間車にして楽しむためのお手軽改装ですので、貫通扉の別塗装化は思い切り省略しまくっております (^^;;)。
(3) 窓パーツは妻面用のものが独立して用意され、側面・妻面の計4枚がガッチリと嵌め合わされていますので、分解するのは神経を使います (汗)。
(4) 購入時点では腰回りが膨らんだ残念な個体が多いですが、分解してみたところ窓パーツのバリがかなり盛大に残っていることによりますので、ナイフでバリをキレイに取り去ると車体の組み上がりが大幅に改善するかと存じます。
……とまぁこんな感じで、まずは完成記念写真としてトミックスのハイグレード73系と連結してみたところ……なかなか良い感じとなりました (*^^*)。車体の大きさがほぼ揃うのは、さすがトミックスとトミーテックの関係といったところでしょうか。ただ、ハイグレード73系は無駄に光沢を放ち、全車ボディマウント式TNカプラー装備というデラックスさですので、やはり鉄コレとは別物ですね……(^^;)。膨大かつマニアックなバラエティを誇る73系につきましては、以前出た中央線用低屋根車モハ72850や今回の仙石線アコモ車に限らず、是非鉄コレで手広く息長く展開して欲しいものですが、既にトミックスのハイグレード版が出ていることで逆に後回しになっているのでしょうか?