小田急では来月16日を最後に一気に4車種 (JRC371系を含む) が消えることになり、今月に入ってからは公式HPの惜別企画コンテンツも一層パワーアップしているようですが、そんな矢先もう一つのお別れが……。これまた公式HPのニュースリリースによりますと、現在3本あるLSE・7000形のうち1編成が廃車、もう1編成が7003Fと同じく登場時旧塗装を復活させることにより、今月19日限りで10000形譲りのアイボリーホワイト+ワインレッド新塗装が見納めとなるようです。個人的にはこの色、10000形の消滅後もフツーに続くものとばかり思っておりましたので、まさに寝耳に水という印象が強いのですが、小田急としては余りいろいろな色の車両を走らせることなく、10000・20000形の引退を機にロマンスカーのイメージを整理しようということなのかも知れません。
また、10000・20000形の計3編成が廃車になる中、いくら今年度60000形6連・4連各1本を追加するとはいえ、さらに7000形を1本減らすというのはどういうことか?というのが率直なところですが (汗)、まぁ詰まるところは昨年来節電の必要性が高まる中、分割併合による機動的な営業施策に有利で節電効果も高い車両を増やすとともに、運用数・車両総数を減らすことで、全体的にロマンスカー陣営をスリム化したいということなのでしょうか。また、7000形固有の問題として、最近クローズアップされた連接台車不調→一時全車離脱という事情がありますので、部品取り用として1本減らすということなのかも知れません。
さらに思うに、展望車は最近激増している人身事故に対して脆弱であるという問題がありますし、展望車の指定券を持たないヤツがズカズカと展望席最前部までやって来て立ったまま居座り、折角展望席でのんびりと贅沢に浸りたいと思っても視界を遮られウルサく鬱陶しく落ち着かないという最悪な展開にもなりがちです (最近の所謂「鉄道ブーム」とやら、そしてデジカメの普及により、そーゆー傾向が加速しているような気が……。たまに乗るとそういう事態に遭遇して嫌気がさしまくるという私が単に不運過ぎるのでしょうか -_-;)。この際展望車などなくとも、フツーに眺めの良い席で寛ぐ方がラグジュアリーであると思うのは私だけ……?
というわけで、線路脇で眺める分には、7000形の減少と新塗装の消滅は寂しさを禁じ得ませんが、これも世の流れ、一つの節目なのかも知れません。今後は7000形2編成ほか現役のロマンスカーに是非頑張って頂きたいものですが、願わくば50000・60000形の腰痛製造機そのものな椅子の固さ・体へのフィット感の欠如さえ何とかして頂ければと思うのですが (乗るなら30000形がベストだと思う私です)。
【Odakyu series 7000 (Luxury Super Express) New Color will go away to historical page】Odakyu series 7000 is one of the main actor of Romance Car Service born in 1980, and a lot of Railfans and tourists going to Hakone Hotsprings are favored because of its special face with panoramic windows and second-floor control room, but because the time has passed more than 30 years, one formation has already scrapped and one more formation will retire in this year. Odakyu has announced that the remained two formations will run with old Showa-Era taste orange color (one formation has already put this orange color, and another formation will be repainted), so if you want to see this combination, you cannot miss this moment!