景気が悪いと何処かの会社が不渡りを出すのは世の習いとはいえ、自分の趣味に関連する会社でそのようなニュースが流れると遺憾を禁じ得ないものです。車扱貨物のN模型を楽しみたい向きには欠かせない存在である河合商会が自己破産を申請してから早いもので約半月、何とか製造受託元が鉄道模型事業を継続することに決したようですが、個人的には秩父セメントがらみのタキ・ホキや、「相鉄貨物・相模大塚ごっこ」には欠かせないタキ3000の米タンなど、河合の製品にはそれなりに佳作もある……と思っておりますので、何とか現在製作中の製品が無事発売されることを期待すると同時に(アルコール用のタキ13700を予約していたのです。汗)、落ち着き次第新たな商品展開も期待したいものです……。
とくに個人的には、神奈臨千鳥線の常連だった車扱タキの製品化を激しくプリーズ!! 旭○成と信越線・二本木の日本曹○を結ぶ雪兎マーク(一部JOT)のタキ22900は、千鳥線を語る上ではなくてはならない究極アイテム! 千鳥町西群線ヤードの片隅にあるヘロヘロ線で積み込んだエチレングリコールを三島のレア線たる東○専用線へ運ぶタキ6650・タキ15800も、このエチレングリコール輸送が通常浮島町の果てからの発送であったところ、稀に荷役場所が千鳥町に移されて道路の目の前で入換シーンが展開していた……たというアツ過ぎる思い出を抜きにして語ることは出来ません☆ そして、ラテックスを運ぶタキ8350・23800・26100といったシブい役どころも見逃すわけには行かないでしょう!
しかし……どれも往年の鉄道貨物輸送全体からみてマイナーな存在であることは否めません。塩素用黄タキ5450や、苛性ソーダ用タキ7750のように、荷主ごとの多彩なバリエーション展開をするわけにも行かないですし……やっぱ未来永劫製品化は期待薄なのでしょうか。あるいは、もし以上の車種が模型化されても、肝心の神奈臨罐がない……(汗)。鉄コレでも何でも良いので、臨海鉄道罐や産業用入換罐がシリーズ化されて発売されないものか、と思っているのは私だけではないでしょう (ムリか……苦笑)。
それにしても、今回の画像はいずれも2005・06年に撮影したものであり、車扱化成品タキが大崩落を迎える直前にあっても、これだけの車両が現役だったのか……と思うと呆然とします。ホント、この頃は頻繁に千鳥線に通ったものですが、西群線に高い柵が設けられて以来、出勤or帰宅ついでスーツ鉄はやりにくくなってしまいましたし (まぁ劇薬を扱う以上、そして最近は甲種輸送の都度カヲスになりがちであった以上、柵の設置それ自体は仕方がないことですが)、そもそも最近は千鳥線に寄るヒマもない……(-_-)。