地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ秩父800系をチョコバナナ化する (下)

2012-11-14 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 鉄コレ第9弾つながり……ということで、かねてから遅々として進まなかった秩父800系のチョコバナナ化を、現役最後のチョコバナナである1007Fの引退前に何とか仕上げてしまいたいという思いで進めていたのですが、この度ついに4連が落成しました!バンザーイ!!\(^O^)/ 嗚呼……ここ4年来、小田急1800形→秩父800系を酷愛する者として為さねばならなかった任務をひとつ達成したことで、心地よい疲労感に襲われております……(笑)。
 しかしそれも、あくまで何とか完成したからこその笑い飛ばしに過ぎません。たとえ前回の掲載の段階で茶帯を塗り終えていたとはいえ、その後実際に完成するまでの道程は……想像を絶する苦心惨憺にまみれたものになってしまいました。



 まず窓Hゴムについて、マッキー極細を用いれば窓Hゴム塗りもお茶の子さいさい♪というノリで一応キレイに塗り終え、車体の厚みにあたる部分については慎重ながらも的確にエナメル塗料の黒を塗り、いざ半光沢を吹いて完~ん璧♪♪と思いきや……マッキー極細のインクはラッカー系塗料に対して極めて脆弱であるためか、乾燥させたあとで車体を確認した瞬間、喜びの絶頂から苦悩の深淵に突き落とされてしまったという……。Hゴム部分の黒いインクが周囲のイエローに向かって滲んでしまい、あたかもゲジゲジが窓の周囲に巣食っているかのような状態に……(↓に載せました)。ウワァァァン! (ToT;;) 先行してマッキー極細黒を試した車体は、当初塗ったグレーのエナメル塗料の上に黒を塗ったのみで、半光沢を上から吹いていなかったため、この罠は実際に引っかかるまで全く分からなかったのでした……。
 重大なる教訓:窓Hゴムをマッキー極細で塗るのは組み立て直前にすべし!
        マッキー極細の上に表面保護クリアを吹くべからず!

 とはいえ、これで完全に心が折れてしまい、今までの苦労を全て無にするかの如く製作を止めてしまうというわけには参りません。まずはステッカー類を貼って半光沢を2回吹き、面相筆で窓廻りにイエローを色差してゲジゲジ状態を解消したのち半光沢を1回吹き (塗りムラ緩和)、改めてマッキー極細でHゴムを塗るという超面倒な作業を進め、最後に各パーツを組み立ててついに完ぁぁぁん成!!!! 
 これまで初心者なりに様々な車体を塗ってきましたが、これほど面倒な塗装は初めて……というのが率直なところです。しかし、中学生の頃からの秩父への愛を貫くためにはこれも必須の授業だったのでありまして、これでまた申し訳程度に経験値が上がったかな?という自己満足もあります (^^;)。
 ただ、それもいつまで続くことやら。まさか今後、チョコバナナ800系が発売され、全ての苦労は水泡に帰したりして……。いやいやその前に、300系の黄+青帯バージョンや、500系の新旧塗装バージョン、そして何よりも100系が鉄コレとして発売されるべきでしょう!! (爆)


 滲みまくりな黒インクの惨状にただただ呆然……(+_+)。