西武は今年、前身である武蔵野鉄道の開業から100周年を迎え、記念として1896年製の古典保存SL・5号のレストアを進めて来たとのことですが、このたび目出度く完成したことから、昨日はその御披露目を兼ねて「100周年アニバーサリーイベントin保谷」が開催されました。その最大の見どころは……SL5号のはずですが、残念ながら撮影タイムとなっていた午前中の間は顔に光が当たらず、車体全体を均等な光線で撮ろうとすると季節柄ゆえ極端な逆光 (苦笑)。
というわけで個人的には、隣りに鎮座している凸型古典電機・E12のド順光なピカピカ姿に集中せずにはいられません (^^;)。このE12は武蔵野鉄道が1923年に池袋~所沢間を電化した際、ウェスティング・ハウスから購入した3両のうち1両で、如何にも大正末期らしい風貌は近所の秩父デキ1~5と同様で極めて好ましいものがありますが、僚機E13が未だに弘南鉄道で除雪列車用として現役という点もこの凸型電機の名車たる所以に彩りを添えていると言えましょう。
もっとも、来場した御家族連れにとっては、貴重な古典罐2台に加え、保線用車展示・ミニSL・模型ジオラマ等々のほのぼのとした楽しみがあったことでしょうが、私を含め来場したヲタな人々にとって最大のお目当ては、電撃的に (?) 登場した事業者限定鉄コレ・西武401系であったことは疑いを容れないところでしょう (笑)。ここのところ、国鉄70系全金属車から「なんちゃって赤電」を作ったことや、先日マイクロ西武4000系が発売となり予約ゲットしたこと、そして今週末にはKATO西武101系旧塗装が発売されるなど、個人的に西武模型まつり状態となっているのですが、まさにそんな怒濤の状態を加速せよと言わんばかりに発売予告がなされたことで、最早算盤勘定は一切抜きにして脳内は「買います!」状態に……(笑)。
そこで今朝は小田急沿線から早起きして保谷へ出掛けたのですが、まつり会場先行販売の個数は3000ということで……「とりあえずゲットを目指す全てのヲタにおいて、最近の明治公園における阪急阪神鉄コレ購入合戦、さらには上大岡京急百貨店における京阪鉄コレ購入地獄のような極度な心理的緊張が生まれることはあるまい。多分出足はそれほど早くないだろう」と計算しまして、保谷に朝8時頃着くように出発。すると……池袋に停車していた3000系の快速急行西武秩父行はライオンズ電車! 何という引きの強さ……。そして、昨日一昨日の天気が思わしくなかったこともあり、車内は連休最終日の晴天を狙って奥武蔵を目指す山屋で埋まっている光景にドヒャーッとびっくり (^^;)。神奈川県在住の山屋にとっては丹沢・奥多摩がありますので、奥武蔵には行ったことがなく、いつか3000系の爆走を楽しみながら自分も奥武蔵を逍遥してみようかのぅ……と思ったのですが、つーか、池袋発7:35ではスタートが遅くないですかねぇ……と余計な心配。石神井公園あたりからの富士山の眺めは、これもまた神奈川県民には新鮮です☆
こんなことを考えつつ保谷に到着し、首尾良く会場の鉄コレ行列に到達しますと……ををっ、計算通りに超余裕♪ 大体前から120~150人目といったところでしょうか。全員が5個購入しても余裕過ぎる☆ そこで、スマホでネットを見たり、飽きたら本を読んだりで時間をつぶしていたところ、8時45分頃から急激に列が延びるペースが上がり、8時50分に会場内に誘導された後もどんどん列が長くなって行く様子……。途中90度曲がることから、購入までは最後尾が見えなくなったものの、無事購入後に行列の全貌を眺めたところ、うわぁぁ凄まじい行列! (@o@)。3000個は確実に売り切れたはずですので、こりゃあ本日買いそびれた人々や、本日購入出来なかった人々で、ひょっとすると11日からの売店売りは大変なことになるのかも知れません。或いは、激しく欲しい人々は今日あらかた購入を済ませてしまったため、11日はまったり気味なのかも知れませんが……ご健闘をお祈り致します。
ともあれ、貴重な機関車を激写する機会を設定して頂き、かつツボな鉄コレを発売して下さった西武関係者の皆様に、この場ながらお礼申し上げます。m(_ _)m
逆光は仕方ないとして、手前の柵が無ければ良いのですが……。
いずれ曇りの日に、撮影会だけのイベントとかありませんかねぇ~(^^;