地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京阪大津百花繚乱 (4) 魅惑の標準ツートン

2012-11-06 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 かねてから何となく、鉄コレ17弾は久しぶりに小振りな電車を集めた企画となることが伝えられていましたが、ここにきてついに正式な概要がネット上に流布し始めたのは周知の通りです。そのラインナップを仔細に眺めてみますと……上田5250形・箱根登山モハ3形・琴電1000・3000形につきましては、個人的な鉄道趣味暦に照らして「ををっ!激しく悶絶するほどツボってるぜ!」と叫びたくなりますね☆♪(*^O^*) これらの車種で夢の妄想4重連を楽しむというだけの目的で、少なくとも4ボックス購入決定です!!(爆) 上田5250・箱根登山モハ3は、それぞれ元々3両しかないのですが……(^^;)。いっぽう京王2400形及びそれ由来の庄内・京福福井につきましては、残念ながら個人的には実車体験はないのですが、これらはこれらで「路面電車に毛が生えたローカル私鉄・京王」や典型的田舎電車らしさをしみじみと味わうのに好適だなぁ……と思います♪ 鉄コレはどうやら、京福福井1000形に続いて260形を出すということで、京福福井のシリーズ化に興味津々であることが伺えることから、これはもう是非270形・280形・2000形・3000形も出して頂かなければ困ります (笑)。それぞれ小田急モハ1&相鉄1000、東急&上田&福島3300、南海1201&水間501 (&幻の野上!)、南海1000に連なる車両ですから、バリ展の可能性も完璧ですし!



 これらと比べますと、京阪大津線に関する計3両のラインナップはやや特異さが際だつような気がします。何せ京阪大津の特殊な路線環境に照らして、結局他の私鉄に車両が譲渡されたという話は聞かず、他社横断的なバリ展は考えられませんので……。それでも、京阪大津線にはハードコアなファンがついていることは、先月の鉄コレ80形販売をめぐる狂乱状況(私も参加しましたが……^^;)からして明らかですし、あるいは恐らく80形販売を通じてマーケットの存在をしかと確認した上で満を持して発表したということなのかも知れません。また京阪大津線については、とりあえず京阪伝統の濃淡緑グリーンで出るとはいうものの、速攻で思いつくのが「線内バリ展」……(笑)。本線特急色は当然あり得るでしょうし、さらには様々なラッピング車の登場も自ずと考えられるでしょう。
 こんなことをつらつらと書いているうちにふと思い出しました。車両交流という点で孤立した路線の車両としてもうひとつ、叡電デナ21の鉄コレ化が企画されていたのではなかったか……と記憶しているのですが、一体何処へ行ってしまったのでしょうか? (先延ばし?……滝汗)
 ともあれ、ヲッサンの財布にモロにターゲットを定めた鉄コレの今後は……ええ、ますます財布をしぼられる可能性大です (^^;)。しかしまぁ、定価で1両840円とは……深[土川]で作るのは止めて国内か東南アジアに移して欲しいものです。
 というわけで、先月の京都出張ついで鉄の際に撮影した京阪大津600形の標準塗装をアップする次第です。特急色やラッピング車が注目を集める石山坂本線にあって、標準塗装の存在感はかなり地味なものかも知れませんが、今や本線筋では塗装変更が進んで旧塗装が風前の灯火となりましたので、今後はしみじみと伝統の緑濃淡を楽しみたい向きの間で人気が高まって行くことになるのでしょうか? とゆーか……最近いろいろネットで石山坂本線の状況を見るにつけ、てっきりラッピング車ばかりになってしまったと思い込んでおりましたので、標準塗装車が複数やって来ることに逆に驚かされました (笑)。