地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

濃尾三州鉄遊覧 (14) 衣浦臨海貨物列車

2012-11-22 11:55:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 武豊線の主役はJRCが誇る高性能DC群ですが、もう一つ忘れるわけには行かないのは、神出鬼没の衣浦臨海鉄道KE65牽引貨物です。まぁ、いくら独自形式を名乗っているとはいえ、色と形の両方からしてほとんどDE10そのものですが……(^^;
 衣浦臨海鉄道はまさに知る人ぞ知る存在であり、武豊線利用者を除けば、18きっぷで東海道線を往来する際に大府駅で罐を見かけるかどうか……という程度の極めてマイナーな路線ですが、一応高度成長期に知多半島の工業地帯を開発する際に物流の大動脈として建設された路線です。具体的には、武豊線の東成岩から半田埠頭まで、そして東浦から碧南市までの2路線を擁し、後者に至っては何と堂々たる鉄橋で湾口を渡るなど、単線ながらも堂々たる規格を誇ります。



 ……とはいえ、以前から神奈臨にハマっていた者として衣浦臨海も何度も巡礼するべきところ、沿線を実際に訪れたことはまだ無く (^^;)、大府でELと継走する関係から武豊線に直通して来る衣浦臨海罐を撮影したのも今春が初めてです (滝汗)。何故なら……本数が極めて少なく、沿線も工業地帯の真っ直中であり、徒歩鉄で撮影するには最高にハードルが高く効率が悪いからであります (-o-)。本数の僅少ぶりは、道路の大整備(クルマ帝国三河ですしね……)や車扱貨物激減による沿線企業の鉄道貨物離れ、そしてコンテナ輸送もイマイチ気味であることによるものでしょうが、何とも侘びしいものを感じます。それでも、三岐東藤原と碧南市の火力発電所を結ぶ炭酸カルシウム&フライアッシュ輸送のホキ1000が赤い罐に引かれてジャラジャラやって来るのを眼にしますと (1枚目)、嗚呼来て良かったなぁ~という気分になります。一方2枚目は……何で罐の直後が空コキなんだよぉ~~、と (T_T)。
 そんな衣浦臨海の貨物列車を何とか効率よく撮影するためには、勿論『貨物時刻表』とにらめっこする以外になく、かつ曇り日を狙うしかないと思っているのですが、やはり出来れば晴れた日にも撮ってみたいものです (^^;)。