地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

西武山口線の小さな旅・8500系

2013-12-02 00:00:00 | 保存・園内・特殊車両


 去る8月の、甥っ子鉄ヲタ教育兼西武支線探訪におきましては、オールM・黄色という何ともマニアックな組成となっている牽引車兼用編成・263Fの来臨を激しく希望していたのですが、多摩湖線の国分寺口、そして萩山から先の末端区間のいずれでも現れず……。まぁそれも致し方なく、再訪を期すのみでしょう (笑)。
 というわけで、西武遊園地では同一平面上の乗換で山口線へ。夏休み中につき平日でも非常に利用者が多く、最前面のヲタ席はゲット出来ませんでしたが、その代わりに最後部のヲタ席に座り、クネクネと狭山丘陵を縫って走る山口線のファースト・インプレッションを楽しんだ次第です。最初はあたかも西武遊園地の園内移動アトラクションに乗っているかのような気分でしたが、やがて信号所を過ぎますと、如何にも某有名ジブ○アニメの舞台へと続いて行くかのような丘陵地の風景が続き、いやはやこれは結構楽しめます♪



 そこで……心の底から沸々と激しい後悔が。嗚呼、何故豆列車が運転されていた頃に西武山口線を訪れなかったのか!そして多摩湖線の351形も訪れなかったのかぁっ……!と (滝汗)。新交通システムへと全面改造するために山口線が長期運休に突入したのは1984年ということで、当時既に中坊であった私は一人で訪れることも十分に可能でありましたが、如何せん当時は僅かなお年玉やら何やらを東武73・78系、東急3450、秩父、上田、名鉄揖斐谷汲、南海貴志川……のために使うのが精一杯で、西武は秩父の帰りに暗い中を一度新101系に乗ったのみ! 暗い中では西武の奥深さを知りうるはずもなく、しかも当時は基本的にシルヘッダー付きの半鋼製釣掛式電車に狂っていましたので、いくら山口線がSL・バテロコ牽引のナローというマニアックな存在であるといっても「ふーん」で終わっていたのでした……(ホント、こういうことを思い出すにつけ、如何に近視眼的なク○ガキであったかを痛感し、穴があったら入りたい気分です)。
 そこで、西武球場前までのショート・トリップを終えた後は、すぐに狭山線に乗り換えることはせず、しばし山口線8500形の撮影に興じた次第です。愚かだった約30年前の中二病な自分への悔恨も込めながら……(笑)。通常の平日でしたら20分間隔ということで、撮影効率は相当悪くなりますが、夏休み中は10分間隔につき、ひたすら酷暑の中で待つという必要がないのは大助かりでありました♪