
去る9月の中旬、近畿に大水害をもたらした台風18号が迫る直前の酷暑の中、南海鉄コレゲットついでに敢行した、自分史上初めての姫路界隈撮り鉄散歩(散歩にしては体力的にハードコア過ぎますが ^^;)。その最後に選んだのは、山陽姫路から阪神梅田までの直通特急通し乗り!! これによって、山陽電鉄の本線を一気に完乗するのみならず、山陽電鉄が誇る俊足ランナー5000系の乗り心地を存分に味わってやろうということです。何のかの言って網干線は、いつになるか分からない将来の訪問まで後回しになってしまいましたが……(^^;
というわけで、始発の山陽姫路にて、窓と椅子の組み合わせが良い席をゲット! 山陽5000系はてっきり転クロだと思い込んでいたのですが、実は集団離反式の固定クロス車の方が多いのですなぁ……。何はともあれ、阪神車ですとロングシートの凶運に見舞われてしまいますので、良かった良かった♪

走り始めた5000系直通特急は、偶々かも知れませんがしばらくチンタラと走り、もっとヤル気出せよ……と思ったものですが、大塩付近からは猛烈な勢いで小駅をバンバン飛ばしまくり、播磨灘にほど近い夕暮れの田園風景があっという間に窓の奥を流れて行くのは快感ですね~。利用客も、夕方ということもあってか普通に大部分の席が埋まりました。JRWと並走する区間で目にする山陽電鉄はいつ見ても空いていて気の毒になるほどでしたが、真っ昼間の、かつ人の流れとは反対に向かう列車だったのかも知れません。JRWの駅からは離れた地点を結ぶ需要には山陽~阪神直通ルートがそれなりに応えていることが分かった次第です (汗)。
そんなこんなで、一旦神戸高速の地下に入り、阪急のマルーンボディにちょっとした別世界を感じつつ (笑) 再び地上へ出て、暮れゆく六甲山の麓に光が灯り行く絶景を鑑賞……。阪神大震災から18年、ここまで復興するのですなぁ……。そして最後は淀川の鉄橋の奥に広がるナニワの大夜景に圧倒されつつ、生まれて初めて阪神梅田駅に降り立ったのでありました……(改めて「お前本当に私鉄ヲタなのか?という批判が殺到しそうですが ^^;;)。
ともあれ、9月の姫路界隈撮り鉄記はめでたく年内に完結。ご笑覧頂き誠にありがとうございました m(_ _)m